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永遠の謎
421部分:第二十六話 このうえもない信頼その十四
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追い込まれている」
 そのフランス皇帝の話にもなった。叔父であるナポレオン一世の名声を大いに借りているこの皇帝もだ。どうかというのだ。
「ビスマルク卿はそこを衝かれたのだ」
「そしてそれにより」
「フランスはプロイセンとの戦争を選ぶ」
「選ばされるのでしょうか」
「そうだ。選ばされるのだ」
 追い詰められてだ。そうなるというのだ。
「そしてプロイセンに勝てると思っている」
「戦力的にはひけを取らないのでは?」
「外観ではな」
 あくまでそれはだ。外だけのことだというのだ。

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