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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第44話:幸せ
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「確かにな…今は大人しくても何時アポカリモンのようになるか…」
一番の懸念材料はメイクーモンがアポカリモンのように暴走してしまうことだ。
アポカリモンの本体が弱いと言う弱点はあっても驚異的な力を発揮したのは記憶に新しい。
アポカリモンの転生体と言うのなら、このメイクーモンもまた相当なポテンシャルを秘めているに違いない。
と言うか芽心曰わく幼年期から成長期に僅か数日で進化したと言うのだから異常だ。
「しかし、生まれ変わって間もないし善悪の区別もあまりつかないようですから、しばらく様子を見てはどうでしょうか?」
もしメイクーモンがアポカリモンのように世界を滅ぼそうとした時は、全力で止めるとして、今は見守ることにした。
「あの…メイちゃんは…」
「ああ、芽心ちゃん。その…取り敢えずしばらく様子を見させてもらう。メイクーモンに異変が起きなかったら。今まで通りしてくれていいさ…これ俺達の連絡先。もしもメイクーモンに何かあったら教えてくれ」
「…はい」
芽心は選ばれし子供達の家の電話番号が書かれたメモを見つめる。
出来れば必要になることがないことを祈りたい。
「だがーん!!」
「あ、進化した」
【は!?】
ブイモンの言葉に慌てて見遣るとプロットモンにそっくりな姿から猫を思わせる姿に進化していた。
もう成熟期にまで進化するとは…。
「おい、まさか一気に完全体や究極体にまで進化しないよな?」
「そうならないように祈るしかないね」
「流石に完全体の姿を固定は出来ないよな…」
異常な進化速度に頭を悩ませる上級生組。
下級生組…と言うか大輔とヒカリは成熟期に進化したメイクーモンと戯れることにした。
優しく友情を持って接すればメイクーモンは暴走したりはしないと信じて。
「メイクーモン、俺は大輔だ」
「私、ヒカリ。覚えられる?」
「んー、大輔、ヒカリ?」
「「そうそう」」
「おーいメイクーモン。一緒に飯にしようぜ」
ブイモンが呼ぶとメイクーモンは一目散に飛んでいく。
ヒカリは心配そうにメイクーモンの後ろ姿を見つめる。
短時間での進化などかつてのコロモンを思い出させるからだ。
「大丈夫だよヒカリちゃん」
「?」
「メイクーモンはあの時のコロモンのようにはならないよ。だって芽心さんのパートナーデジモンだし。何て言うか、あんな幸せな顔してんだから」
「うん、幸せになれるといいね。」
「それにしてもあんのアポカリモンが遊園地のマスコットになっても不思議じゃないデジモンに生まれ変わっちまうとは」
【確かに】
こればかりは否定しようが無かった。
あんな強面のアポカリモンが
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