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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第44話:幸せ
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達」
【…………】
傍目からすれば気弱そうな女の子を追跡するストーカー集団である。
ヤマトの呟きに反論出来ない太一達であった。
「んあ?大輔達か?」
「本当?僕お腹空いた……あれ?女の子?」
見慣れない女の子に首を傾げるブイモン達。
女の子は鞄からプロットモンにそっくりなデジモンを出した。
「はい、メイちゃん」
「だがん!!」
芽心はメイちゃんと呼んだデジモンに食べ物を与えた。
「おーい」
「!?」
ブイモンが声をかけると芽心とメイちゃんは慌てて振り返る。
「よっ」
「だ、誰ですか…?」
「俺はブイモン。そいつと同じデジタルモンスター。略してデジモンだ」
「デジタル…モンスター…?」
首を傾げる芽心であった。
一方、太一達は屋上にアグモン達がいたのを思い出して慌てて屋上に駆け出すが…。
「むははは!止めろ〜!メイクーモン!!くすぐったい!!」
「ブイモン、メイの友達!!」
ブイモンが見慣れないデジモンと仲良くしていた。
「え?何?」
「あ、あの…この子達、皆さんの…?」
太一達が疑問符を浮かべているとアグモン達とる芽心と目が合う。
「ああ、うん…まあ…」
「そうなんですか…」
「お前、芽心と一緒にいて幸せか?」
「だがん!!」
「そうかそうか。お前が元気そうで良かったよ」
「なあ、ブイモン。そいつと滅茶苦茶仲良いけど知り合いか?」
「大輔、こいつが誰だか分かんないのか?」
「会ったこと無いよな?」
ブイモンの問いに大輔は首を傾げた。
「こいつはアポカリモンだ。元が入るけどな〜」
ブイモンが爆弾発言を投下した。
一瞬の沈黙の後、太一達とアグモン達は…。
【………えええええ!!?】
太一達とアグモン達に衝撃が走った。
あのアポカリモンがこれ?
「本当なのかブイモン!?」
「そんなの私聞いてない!!」
「と言うかお前、倒したんじゃないのかよ!?」
ヤマトとミミ、太一が問い詰めるがブイモンは少しだけ距離を取ると不敵な笑みを浮かべた。
「何時からだ?何時からアポカリモンが完全に消滅したと錯覚していた…?」
【何…だと(ですって)…?】
ブイモンの言葉の衝撃によって動けない太一達とアグモン達。
そして置いてけぼりを喰らう芽心とメイちゃんことメイクーモンであった。
衝撃の事実を知り、取り敢えず芽心からメイクーモンとの出会いを聞いて子供達はメイクーモンをどうしようかと輪を組んでいた。
「どうすんだよ?いくら生まれ変わってメイクーモンになったからってあのアポカリモンだぞ?」
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