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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第43話:現実世界へ
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もるが断言した。
「ゲンナイさん、あれは単なる日食じゃないんですか?」
尋ねた大輔からすればただの日食にしか見えないがゲンナイ達の様子を見るとどうやらそうではないらしい。
「あの影になっている部分、あれが君達の世界に繋がるゲートなんだ。日食は後2時間で終わる」
「え?本当かそれ?」
「本当じゃ」
大輔の問いにケンタルモンが、ブイモンの問いにゲンナイが答えた。
一瞬だけ言葉を失う子供達だったが、慌ててヤマトが取り繕うように口を開いた。
「何、次にゲートが開くのを待つだけさ」
「そうよ!夏休みは後110年もあるんだもん!!」
「実は、アポカリモンの出現でデジモンワールドとお主達のいた世界の時間の流れが同じになったのじゃ」
「何だって!?」
「そ、それでも残ると言ったら!?」
「ヤマト……」
ヤマトにガブモンが歩み寄る。
その顔には少しばかりの諦めが浮かんでいた。
「この世界がお主達のデータを異物として、消去するかもしれん……」
「勝手ですねデジタルワールドは、人を勝手に呼んでおきながら用無しになったらさっさと帰れですか…酷い話だ」
「キツいのう…まあ、言い訳は出来んな」
賢の言葉にゲンナイは苦笑しか出来ない。
実際そうである。
デジタルワールドの都合で危険な戦いをしてきたのにそれが終わったら帰れである。
「まあ、それならそれで仕方ないよな〜よし、冒険は諦めよう」
ブイモンの軽い発言にワームモン以外の全員が非難の視線を向けるが、ブイモンは気にせず振り返る。
「じゃあ、大輔。俺達もそろそろ帰ろうぜ?」
「はあ?」
【へ?】
ブイモンの発言に大輔は勿論、太一達やゲンナイですら唖然としてしまった。
「おい…帰るって、お前どこに?」
「俺の帰る場所は現実世界だろうがよ?」
【はあっ!?】
ブイモンの爆弾発言にワームモン以外は吃驚仰天。
「いかーん!!デジモンは向こうの世界では未知の生命体なんじゃ!!向こうで何かあったらどうするんじゃ!!」
慌ててゲンナイがブイモンの暴挙を止めようとするがブイモンは華麗にスルー。
「君達さ…僕とブイモンが現実世界で4年間も過ごしてたの忘れたの?」
【………ああ!!】
ワームモンの言葉に子供達はブイモンとワームモンが現実世界で何事もなく過ごしていたことを思い出し、子供達は自分達のパートナーを見遣る。
それを見たゲンナイは冷や汗を流し始めた。
何というか嫌な予感が……。
「そうだよね。なら、テイルモンも連れて帰っても大丈夫だよね」
「アグモン、お前もこっち来いよ。そうだよ、俺達が残るのが駄目ならお前が俺達の
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