第十三話 この世には知らない方が幸せな事も有る
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かった。何処かの馬鹿な貴族がフェザーンにそそのかされてアルテミスの首飾りを使うかもしれないと思ったんだ。だからあれを書いた。そういう事にしておかないと。軍務尚書が俺を睨んだ。面目無さそうな表情をするんだ。ちょっと俯き加減で一、二、三……。
『次は何時だ?』
「……」
『次は何時だ? ヴァレンシュタイン中将、いや大将』
駄目か……、いや諦めるな。
「……来年の三月頃には、……もっとも書く内容が有ればですが……」
『来年三月だな、必ず提出するように』
“必ずだぞ”と怖い顔で念を押して通信が切れた。あー、駄目か……。何を書けば良いんだろう……。
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