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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第40話:異変
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タケルが恐る恐る尋ねた。
アポカリモンは物分かりが悪い子供に教えるような口調で告げる。
「我々が闇から闇へと葬られていた時、楽しく笑いながら時を過ごすお前達がいる……何故だ!?」
アポカリモンの激情が衝撃波となって周囲に迸り、子供達を吹き飛ばした。
デジモン達は自身も吹き飛ばされながらも必死にパートナーを支えた。
「何故、お前達が笑い、我々が泣かなければならないのだ!?我々にだって涙もあれば感情もある。何の権利があって我々の命はこの世界から葬り去らなければならない!?生きたかった!生き残って友情を、正義を、愛を語り!この世界のために役立てたかったのだ!だが、我々はこの世界にとって必要がないというのか!無意味だというのか!?」
アポカリモンの悲痛な叫びが木霊した。
自身の体に爪を食い込ませ、出血しても強力な自己再生能力で回復してしまう。
「お前……」
大輔はその光景から目を離せない。
これが何も知らずに生きてきた自分達に与えられた罰なのかもしれない。
「この世界は我々が支配する。我々の場所を確立するのだ。邪魔をする者には全て消えてもらう!フハハハハ!光あるところに呪いあれ!!」
笑顔の向こうで誰かが泣いている。
誰かの幸福の裏には誰かの不幸がある。
今回は選ばれし子供達とアポカリモン達がそれであった。
アポカリモンの言い分は…古代種がパートナーである大輔にはよく理解出来る。
「でも…間違ってる…お前の気持ちは何となく分かるけど、こんなことが許されてたまるか…!!」
自分達が不幸だから他人を不幸にしていいわけがない。
そんなことをするから余計に世界に拒絶される。
負のスパイラルに陥っているアポカリモンを止めなければならない。
「大輔…」
「止めよう、マグナモン。あいつを!!こんな辛気臭い場所から引きずり出してやる!!」
「はは!!了解だ!!行くぞおおおお!!」
大輔の言葉に笑いながら弾丸の如くマグナモンはアポカリモンに突撃した。
「同胞よ、受け取るがいい。我々の友情の印を!!アルティメットストリーム!!」
「何!?」
触手の先端が見覚えのある…メタルシードラモンの頭部に変形したかと思うとオリジナルを凌駕するエネルギー砲を発射した。
それにマグナモンが反応出来たのは奇跡だった。
反射的に両腕を交差させて防御体勢を取ることが出来た。
「い、今の技は…まさか…?」
「そう…メタルシードラモンの必殺技だ。私が無念の蓄積だと言ったろう?そして次は信頼!!ヒートバイパー!!」
吹き飛ばされているマグナモンに目をくれずに次の標的に選ばれたのはヒカリだった。
触手の先端がキメラモンに変化
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