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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第40話:異変
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されたデジモンのうち98%が死滅した。」

「98%…」

「酷い…」

残されたデジモン達の大半がイグドラシルの都合で消されたことに子供達は不快感を覚える。

「しかし…ここからが肝心じゃ、その中にXプログラムに対抗できるX抗体を持ったデジモン…Xデジモンが現れ、新世界に逃げ延びた。余談じゃが、イグドラシルはそれを良しとせず、新世界でもプロジェクトアークを続行することになった。これからわしが大輔に送るのはX抗体プログラムなんじゃ。デジコア内の情報を高度に引き出し、潜在能力を極限まで発揮し、これにより姿が変化し、新たな能力を獲得をする。生命の持つ“ 存在することへの本能 ”が産んだ“ 生存し続けようとする進化 ”…これによりマグナモンの力が爆発的に高まるはずじゃ…最強の敵には最強の力で対抗するしかない」

「そうか、それなら…」

「ただし、今のままではX抗体は使えん。わしはX抗体プログラムは修復出来たが、使用法までは分からん。恐らくX抗体プログラムが生まれた経緯が鍵になっておるのじゃろうが…」

「またそれか」

メタル属性のデジメンタルも苦労したので簡単に強くなれるはず無いと思っていたので案の定だ。

マグナモンを見遣りながら大輔は自分のデジヴァイスを光子郎のパソコンに接続させる。

すると大輔のデジヴァイスにX抗体プログラムが送信された。

「よし…完了じゃ。とにかく、心して戦うのじゃ……子供達、よ……」

「お、おい!消えるな!」

何者かの妨害電波が入ったのか、ゲンナイの姿は今までと同じように薄れていき、画面には何も映らなくなった。

「……訳の分からないプログラムだけ渡して、昔話と雲を掴むような話じゃ、どうやって戦えばいいのか分かんないだろ!!」

「どういうことなんだ?今まで戦ってきたデジモンと違うのか?」

「恐らく、存在そのものが根本的に違うということなのだと思います」

ゲンナイとの通信を諦めてパソコンの蓋を閉じながら光子郎が言った。

「でも、やるしかない。この強化プログラムを何とか使いこなして絶対にそいつを倒してみせる。なあ、マグナモン」

「ああ、今更負けられない」

大輔とマグナモンの会話を聞いてヤマトも口を開いた。

「そうだ、相手が何だろうと、俺達みたいな子供が同じデジモンを倒したんだ!!」

「そうね!一応マグナモンもパワーアップ出来るようになったし、きっと勝てるわ!!」

ピエモンも倒したのだ、全員が力を合わせればきっと勝てるはず。

そう思った時、周囲から呻き声のような物が聞こえてきた。

「何だ…これは…」

バンチョースティングモンが周囲を見渡しながら呟く。

「この声、気味が悪い…」

「何か…言ってい
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