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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第39話:ピエモン撃破
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太一達がデジモンの正体に気付いて目を見開くが、途中参加組の大輔達は疑問符を浮かべる。

「今はサーベルレオモンだ。かつてデジヴァイスの光を浴びた際に進化の能力が備わった。しかし…」

退化の光に包まれたサーベルレオモンは成熟期のレオモンに退化する。

「だが、すぐに戻ってしまう。まだ完全に進化の能力をコントロール出来ないでいるのだ…しかし、まだ未熟な力でも君達の力になれたようだ。」

例え弱っていてもピエモンを弾き飛ばすには究極体のパワーが必要だったろう。

サーベルレオモンの一撃は確かに子供達を、エンジェウーモンを救った。

「でもどうしてここに?」

「ピッコロモンと見知らぬデジモン達2体のおかげだ。彼らのおかげで私達もダークマスターズの生き残りと対等に戦えるまでの規模となった」

レオモンが指差した先にはハニービーモン、チャックモンと、そしてオーガモンやピッコロモン、渋谷デジモン達が戦っていた。

確かに戦力は相当な物だし、ダークマスターズと渡り合えるようになったのも納得がいく。

「そうか、ありがとうな。さあて、覚悟しろよピエモン。お前の負けは確定したぜ」

「……何故、私が負ける?私の方が強いはずなのに!私の方が力を持っているはずなのに!!」

「確かにお前は強い。でもな、お前は俺達の成長の可能性を甘く見過ぎていたんだ。だから負けるんだ。」

「ふざけるな…今まで死に物狂いで頑張ってきた、高みを目指して努力してきた。その私が貴様らに負けるはずがない!!」

「それじゃあ、試してみろよ…ピエモン」

マグナモンが促すように言うとピエモンは両手を突き出した。

「エンディングスナイプ!!」

ピエモンの全身全霊の一撃。

最早ピエモンの表情には最早余裕などなかった。

「エクストリーム・ジハード」

落ち着いた声色でマグナモンは最強の必殺技を放つ。

光はピエモンの衝撃波を打ち破り、ピエモンを飲み込んでしまう。

光の奔流が終わった時、ピエモンの姿はなかった。

ダークマスターズの最後の1体は今この時を以て消滅したのである。
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