暁 〜小説投稿サイト〜
デジモンアドベンチャー Miracle Light
第38話:合成魔獣
[6/8]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
体を起こした。
「フラウカノン!!」
リリモンが量産型キメラモンにエネルギー弾を発射するが、それを弾いてスカルグレイモンの腕で殴り飛ばす。
「リリモン!!ホーンバスター!!」
リリモンを受け止めたアトラーカブテリモンが角から電撃弾を放つ。
しかし量産型キメラモンは掌にプラズマ弾を作り出し、アトラーカブテリモンに投擲した。
「ぐああああ!?」
アトラーカブテリモンの放った電撃弾は容易く砕かれ、アトラーカブテリモンは自身の進化前の必殺技で撃墜された。
「ギシャアアアア!!」
もう1体の方は光弾タイプの熱線を連射して攻撃している。
エンジェウーモンとウォーグレイモン、メタルガルルモンは何とか隙間を縫うように回避している。
「駄目だ…勝てないよ…」
「タケル!!」
衝撃波によって飛んできた岩をヤマトがタケルを掴んで回避した。
「お兄ちゃん…」
「諦めるなタケル。俺の弟なら、どんなことがあっても諦めるはずがない。最後まで力を振り絞るんだ…ほら、見てみろ…大輔も賢も諦めてないぞ。あいつらに任せたままでいいのか?」
カオスピエモンと凄まじい攻防を繰り広げるマグナモン。
距離を取れば厄介なことを仕出かすのが分かっているためか、息も吐かせぬ猛攻を仕掛け、バンチョースティングモンは動きが鈍くなっていながらも、機雷虫を召喚し、キメラモンにダメージを与えている。
「同い年のあいつらが頑張ってるんだ。お前も最後まで諦めるな」
「…うん、僕達が死んだら、この世界も僕達の世界も滅んでしまう!だから諦めちゃ駄目なんだ!!エンジェモーン!!」
ヤマトの励ましの言葉を受けたタケルの心に希望が戻る。
そして量産型キメラモンの2体と傷を負いながらも戦っているパートナーに向かって叫んだ。
「っ!!」
エンジェモンは攻撃を必死にかわしながら攻撃を放っていた。
自身の攻撃は他の仲間より通用しないと分かっていてもただパートナーのために。
その時であるタケルの声が聞こえたのは、戦闘中故に少ししか見れなかったが、ヤマトに支えられながら立っているタケルの表情はしっかりと分かった。
タケルは諦めていない。まだ終わってなどいないと信じている。
「タケル…っ!!」
折れかけていた心に希望が満ちたその時であった。
タケルの希望の紋章に今までにない強い光が宿ったのは。
「エンジェモン超進化、ホーリーエンジェモン!!」
進化の光に包まれたエンジェモンは、その姿を大きく変えた。
背中の翼は8枚になり、右腕に剣、左腕に盾を装備している。
「エンジェモンが超進化した…!!」
聖なる光を絶やすことなく放ち続ける姿はまるで希望を体現
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ