暁 〜小説投稿サイト〜
デジモンアドベンチャー Miracle Light
第38話:合成魔獣
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シーン型の合成ならキメラモンは生物型の合成。流石に防御力は劣りますが、機動性はムゲンドラモンを上回り、合成元の相性がいいのか完全体でありながら究極体に匹敵します。3体のうち2体は量産型ですからスペックダウンされてますが、それでも究極体とも張り合える戦闘力は維持しています。」

「成る程、今の状態で究極体と渡り合えるのがバンチョースティングモンだけなら今が俺以外を倒す絶好のチャンスか」

「その通り、流石のバンチョースティングモンもキメラモン相手には簡単には勝てないはず。ウォーグレイモンとメタルガルルモンは既に戦える状態ではない。足手まとい達を庇いながらどこまで戦えますかね?」

マグナモンがチラリと見遣るとワームモンがバンチョースティングモンに進化してキメラモンと戦っていた。

「屑が…」

「加勢に行かないのですか?」

「行かせる気がないだろ。俺がしなければならないのはお前との戦いだ。あいつらならきっとあれくらいのことは何とか出来るはず。根性ないのも何人かいるけどな…エンジン全開で行くぜピエモン。さっさと叩き潰してやるぜ!!」

両肩、両腰のアーマーのブースターを全開に噴かし、一気にカオスピエモンに向かっていき、カオスピエモンもまた駆け出した。

「だあああああ!!」

「はあっ!!」

プラズマ弾と衝撃波が激突し、砂埃が舞う。

「マグナムパンチ!!マグナムキック!!」

マグナモンの拳と蹴りの乱打がカオスピエモンに繰り出される。カオスピエモンはそれを受け流し、時には受け止めて防御する。

今のところほぼ互角…その一方…。

「爆雷天!!」

バンチョースティングモンが自身に襲い掛かるキメラモンに向かって機雷虫を放つ。

キメラモンの体に機雷虫が接触、大爆発を起こした。

並みの完全体ならデータ粒子となっている一撃だが…。

キメラモンが咆哮を上げながら爆炎から飛び出してきた。

「何!?」

カオスピエモンの話を聞いていたのでそう簡単に倒せる相手ではないと思っていた。

体に傷は負っていてもまるで意に介していないキメラモンにバンチョースティングモンは反応が遅れた。

キメラモンのデビモンの腕が急激に伸び、バンチョースティングモンに強烈なパンチを叩き込んだ。

「ぐあっ!?」

カオスピエモンの言う通り、完全体でありながら究極体にも匹敵するパワーである。

背中のエアドラモンの翼とエンジェモンの翼のためか、スピードも相当な物。

少なくてもムゲンドラモンの対と言われても納得出来る強さである。

「…………ギシャアアアア!!」

「チッ!!」

4本の腕を巧みに扱い、殴りかかるハイブリッドアームズ。

バンチョースティングモンは究極体上
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