暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2232話
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志願する者が増えているのは当然と言ってもいいだろう。
 とはいえ、そのシーマの人気が今までよりも更に上がってるというのは、初耳だった。

「何でまた?」
「研究所の襲撃に参加していたという情報がどこからか流れたからよ」
「あー……なるほど。理由は分かったけど、何でまたそんな情報が流れたんだ?」

 セイラがジオン公国を告発した時の映像には、当然のようにシーマの姿が映ったりはしていなかった。
 そうなると、一体どこからシーマが今回の作戦に参加した情報が漏れたのか。
 今回の件に関しては、正直情報が漏れても問題はない。……どころか、寧ろそのおかげでシーマの人気が高くなり、ルナ・ジオンに対する好感度が上がったのだろうから、良い方向に働いたと言ってもいい。
 だが、それは今回がそういう風に働いたというだけであって、この先も同じように良い方向に働くとは限らない。
 その辺、一度しっかり調べてみた方がいいかもな。

「情報源がどこかは、まだ判明してないわ。……ただ、シーマに来る手紙やメール、通信、それどころか直接面談したいという人も結構な数いるわね」

 そんなセイラの説明に、シーマが今回の件をどんな風に受け取っているのかが容易に想像出来る。
 何故自分が……とか、そんな風に思っているのだろう。
 それでも、何だかんだと言いつつ結局色々と動き回る辺り……シーマも世話好きというか、何というか。
 後でちょっと様子を見に行ってみるか。
 そう思いながら、俺はセイラとのお茶会を続けるのだった。
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