ブルネイでティータイムを
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「……だから15部、ってトコだな。予備も含めて20位用意しといてくれや」
「つくづく、霧島さんが居ないのが悔やまれますね」
苦々しげに呟く大淀。金剛4姉妹の末妹にして『艦隊の頭脳』とも呼ばれる霧島は、ウチの鎮守府でもその分析能力で的確な作戦プランを立てる優秀な作戦参謀……なんだが、間の悪い事に他の鎮守府に短期で出向しており、不在。
「ま、組長が居なくても何とかするさ」
「……提督」
「あんだよ?」
「霧島さんの前では『組長』って呼ぶの、止めてくださいね?彼女気にしてるんですから」
「へいへい」
そんな霧島にも悪いクセというか、欠点がある。それは、『一度キレると我を忘れる』という点だ。その口の汚さと鬼気迫る表情、暴れっぷりが『インテリヤ〇ザ』にしか見えないとの事で、誰が言い出したか『霧島組長』というアダ名が付いていた。
「こういう時にゃあ頼りになるんだがなぁ……ま、居ないモンは仕方ねぇやな。居る奴等で何とかするさ」
どっこらせ、と椅子から立ち上がり会議室へと向かう。いよいよ、化け物狩りの作戦会議と行こうか。
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