ブルネイでティータイムを
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のさ。好き嫌いで集まってる訳じゃねぇからな」
大学のサークルじゃねぇんだぞ?と釘を刺す。
「hmm……でも、何があったら私がああなるのか想像も出来ないネー」
「それよりも問題は……コイツだ」
トントンと大淀が俺に手渡したファイルを指差すと、金剛も手に取ってペラペラと捲っていく。
「あ〜、確か最近騒がれてた黒い空母『フー・ファイター』デスね?」
「おいおい、フー・ファイター(foo fighter)は変な光球とか未確認飛行物体の事だろ?別物だ」
「ノンノン、違うよdarling。誰だか解らない正体不明の敵だからフー・ファイター(who fighter)ね」
「あぁ、成る程な。まぁ呼び方は何でもいい……兎に角、そいつを狩る為に狐野郎の艦隊がこっちに出張って来るんだとよ」
「あれ?でもその空母沈んだって聞いたヨ?」
「その情報自体、かなり古いらしいな。なんでも、同じ個体が元気に他の艦隊襲ってるのが観測されたらしい」
「Why?敵の新たな量産型、ってオチは無いデスか?」
「……装甲空母にまで改装した五航戦2隻を相手取って、艦 載機をほぼ全滅させる奴が量産型なら、俺達ゃとっくに滅んでるよ」
事実、それをやられた艦隊からの報告書もあるから事実かどうかは疑いようもない。
「いつからニライカナイ艦隊はゴーストバスターズに転職したノ?」
「案外俺達の方がゴーストバスターズかも知れんぞ?深海棲艦は未だに曾ての艦の悪霊説があるしな。奴等はもっと質の悪い……そうだな、ヴァンパイアハンターってトコか?」
俺が茶化してそう言うと、ハンと金剛が鼻を鳴らした。
「darling、海の上のヴァンパイアはロイヤルネイビーのヴァンパイアだけで十分ネー。その他のヴァンパイアもウィッチもモンスターも、私達の手で鮫の餌にしてやるヨ?」
「その意気だ、頼りにしてるぜ?筆頭秘書艦殿」
多少物騒だなぁと思いつつ、少しぬるくなったコーヒーを啜る。
コーヒーを飲み干した丁度いいタイミングで、資料を纏めに行っていた大淀が戻ってきた。
「提督、ニライカナイ泊地より資料が届きました!」
「ん、サンキュ。人数分コピーして、会議室に運んどいてくれや」
「えぇと……何人分ですか?」
「俺と金剛、大淀だろ……それに戦艦から武蔵と比叡に、それから……」
と、会議に声を掛けた艦娘を列挙していく。
・武蔵、比叡(戦艦組代表)
・赤城、翔鶴、瑞鶴(空母代表)
・青葉(重巡代表&諜報班班長)
・神通(軽巡代表)
・北上(雷巡代表)
・時雨、夕立(駆逐艦代表)
・伊58(潜水艦代表)
・明石(バックアップ担当)
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