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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica25-Cインターミドルの好敵手〜Settlement〜
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クラバットを巻き、腰にマガジンホルダーの付いたベルトを2つ巻いたスタイルの防護服に変身する。

「フェアタイディグング・グリート」

防御魔力で両腕と両足に、不可視の籠手と脚甲を展開。これでシャンテの“ファンタズマ”を素手で防げることが出来るようになった。ノーヴェが結界を張って、展開された空間モニターにシグナルが表示される。3つのランプに赤が点っていって、3つ点いた後に青へと変わる。それが試合開始の合図だ。

重奏(アンサンブル)・・・三重奏(トリオ)!」

シャンテが幻術を使って3分身となる。2人は幻だけど、1人はちゃんと本物だ。それを見つけて打撃を打ち込む。格闘スタイルで闘うように言われたから、こちらから仕掛けないといけないよねやっぱり。軸足に力を込めて、「行くよ!」床を蹴ってシャンテへ突っ込む。

「へっへーん! イノシシみたいに突っ込んで来ても、あたしのすっごい疾さには及ばないよ!」

1人のシャンテ(めんどいからシャンテAでいいや)目掛けて突進して、右ストレートを打ち込もうとした。シャンテAはジャンプして躱して、BとCは僕の左右を通り過ぎて背後に回ってきた。右後方に移動したC目掛けて上段後ろ回し蹴りを繰り出す。Cは“ファンタズマ”の腹で受け止めたけど、踏ん張りきれずに蹴っ飛ばされた。左後方に移動したBと、頭上から落ちてくるAが「うりゃあああ!」と“ファンタズマ”を振るった。

「せいっ!」

頭上のAからの一撃は右前腕で受け止めて、Bからの一撃には突き蹴りによる足の裏で受け止める。両足と右腕に力を込めて、「おおう!」って驚きを見せる2人のシャンテを弾き返すけど、「分身の密度が前からさらに濃くなってる・・・!」ことに僕は驚いた。

「と〜ぜん! あたしだって日々トレーニングで強くなってるんだからね!」

3人のシャンテが僕の周りを残像を残しながら駆け回る。全周囲からの奇襲に警戒していると、1人のシャンテ(AかBかCか判らないけど)が真正面から突っ込んできた。受けても避けても他の2人からの襲撃が来るのは目に見えてる。

「でりゃあ!」

僕が選んだのは左肘打ちでの迎撃。真っ向から“ファンタズマ”の刃面に打ち込んで、お互いの体が静止してるその瞬間に、僕は右手による拳打をAのお腹目掛けて繰り出す。それと同時にBとCが左右から襲撃してきた。拳はAの腹に直撃したけど残念ながら幻術で、お腹に打ち込まれたと同時に消失。

「パンツァーシルト!」

BとCの迫ってくる方向にシールドをそれぞれ展開して、2人の斬撃を防御する。それだけじゃ終わらない。僕は「フォイア!」と、トリガーとなる単語を口にして、シールドを射撃弾として射出させる。それでBとCはシールドに押し出されるように吹っ飛んだ。

「オリジナルは
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