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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica25-Cインターミドルの好敵手〜Settlement〜
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「ん、ありがと、オットー」

シャルさんとディードが更衣室へと向かうのを「いってらっしゃーい!」と手を振って見送った僕たち。

「よし。まずは・・・ミカヤちゃん。晴嵐はどうだろ?」

「ああ、晴嵐のリカバリー機能からしてあと2分くらい必要だ。まぁ試合用の竹刀や木刀も持ってきているから、そちらを使おう」

「判った。じゃあアインハルトは、さっきと同じようにミカヤちゃんとのスパーリング。ヴィヴィオはリヴィアと、リオはミウラと、コロナはルーテシア、シャンテは・・・フォルセティ、お前が相手をしてやってくれ。シャンテはシスターシャッハと武器戦闘のトレーニングをしてるだろうし、お前は徒手格闘で攻めてやれ」

ノーヴェからの指示に僕が静かに頷いてると、シャンテが「そういやフォルセティとは初めてだっけ?」って顔を覗き込んできた。シャンテは元は不良みたいな子で、シスターシャッハにボコられて改心。今じゃシスターシャッハの弟子として、“ヴィンデルシャフト”と似たトンファーみたいな双剣型デバイス・“ファンタズマ”を振るう騎士見習いだ。

「うん。いつもはヴィヴィオと軽い手合わせ程度だったでしょ、シャンテ」

「まあそうだね。・・・ま、相手にとって不足なし。デバイス、魔法ありでやる? あたし的にはその方が楽しめるんだけど」

「僕もそれでいいよ。一応ノーヴェから徒手空拳で相手するように言われてるから、こっちは素手で行くけど」

「フォルセティがそれでいいなら、それで行こう。ファンタズマ、奏でるよ!」

シャンテが“ファンタズマ”を起動させて防護服へと変身したんだけど、「シャンテって痴女なの?」って僕は聞いた。

「そんなわけないじゃん。そんな真似したらシスターシャッハ達からドきついお仕置きされるんだし」

「だったらその防護服のデザイン変えた方がいいと思う」

シャンテはシスターなのに、乳房の下半分が見えちゃってるというか見せてる感じで、ちょっと目のやり場に困る。そういえば他のインターミドル選手たちの防護服も割りと目のやり場に困るデザイン。ジークリンデ選手とか番長とか。胸元を出してたりお腹を出してたり。恥じらいは無いんだろうか・・・。

(っと! 変なこと考えてないでしっかりしないと!)

かぶりを振って、「そうかな〜? 何も言われないからな〜」って自分の防護服を見るシャンテをしっかり見詰める。意識を戦闘モードへと切り替えて、お父さんとすずかさん謹製のアームドデバイス・“エマナティオ”の待機モードであるクロス・フローリー型ペンダントを胸元から取り出す。

「エマナティオ、出撃だ」

≪応!≫

ウィングカラーシャツ、ラペルドベスト、スラックス、フード付ロングコート(袖に腕を通さずに羽織るだけ)、そして首に
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