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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第35話:怒りの制裁
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ここまで弱ったヌメモン達に同情しているヒカリ。

大輔がヒカリの方を向いた途端に違和感を感じて紋章を取り出すと紋章が光っている。

「これは…」

「私の紋章も光ってる…」

「これはヴァンデモンの時と同じようだね。ヌメモン達を想う気持ちに紋章が反応して2人の紋章が共鳴しているんだ。どうやら奇跡と光は響き合う性質があるようだね」

ワームモンの言葉に金と白の光が部屋を満たしていく。

「何か…暖かいわ…」

パルモンが素晴らしい天気と素晴らしい土壌で光合成をしているような極楽の表情を浮かべ、他のデジモン達やヌメモン達の疲労が瞬く間に抜けていく。

光が弱くなった時には全員の顔色が良くなっていた。

「凄え、これも紋章の力なのか?」

「みんな元気になってる…」

「若しくは…君達の…」

賢は大輔とヒカリの力なのではないかと考えていた。

紋章が超常的な力を発揮することがあるが奇跡と光の紋章は他の紋章以上だ。

「ただいま〜。おお、何だこれ?疲れが抜けてくぜ」

ワルもんざえモンを倒したブイモンが戻ってきた。

「タイミング悪かったわね〜。私達も体力は全快よ。お腹は空いたままだけど…」

「流石に空腹は満たしてくれないよね。」

テイルモンとワームモンがほっこりしたように笑う。

「むぐぐ…まあ、これならサジタリモンまではいけるか?」

究極体のアーマー体のマグナモンの維持は厳しいが、完全体のアーマー体なら維持は可能だ。

【大輔様〜!!ヒカリ様〜!!大輔様〜!!ヒカリ様〜!!】

「何か大輔とヒカリ、ヌメモンから崇められてんだけど?」

「大輔とヒカリの不思議パワーで元気にしてもらったからじゃないの?」

「…ふーん」

疑問符を浮かべるブイモンとテイルモン。

ヒカリはヌメモンが元気になって嬉しそうにしているが、大輔は困った顔だ。

「別に俺がしたわけじゃないのになあ。凄いのは紋章なのにさ」

「でも、きっと大輔君だから応えたんだよ紋章も」

「そっかなあ?」

「そうだよ」

「でもそれを言ったらヒカリちゃんもだよな。ヒカリちゃんだから光の紋章も応えたんだよ。やっぱりヒカリちゃんは凄えよ」

「えへへ」

ほのぼのとした空気が流れる中、ワルもんざえモンが入ってきた。

「よ、ようやく追いついたぞ…」

「うへえ、気持ち悪い。やだお前」

体が下水と同じ緑色っぽくなっているため、見た目が気持ち悪い。

「ん!?ヌメモン達が解き放たれている!?誰がやったんだ!?」

「それは俺達だ。見れば分かるだろ」

「畜生おおお!!」

ワルもんざえモンが殴りかかろうとするが、それよりも早く動いた者がいた。

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