機動戦士ガンダム
2231話
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お前がジオニック社の人間に隔意を抱いたままであれば、お前の席はそのうちなくなると覚えておけ」
「……はい」
その言葉に、不承不承頷くジャン。
本人の操縦技術は高いし、それでいて部下にも決して厳しい訳ではない。
いやまぁ、訓練中には厳しいが、それは当然の事だろう。
それでいながら、宴会とかをやる時には部下におごったりといった真似も普通にするのを考えると、部下には慕われていると言ってもいい。
そんなジャンにとっての最大の問題が、ジオニック社に対する敵愾心だ。
それと、ザクにもか。
今までにも何度かそれとなく注意はしてきたが、こうしてジオニック社がシャドウミラー宛とはいえMSを譲渡したという事は、これからは仲良くやっていきたいと向こうは考えている筈だった。
そうである以上、ジャンの態度はこれから色々と問題になってくる可能性がある。
「取りあえず、お前がジオニック社やザクを思う気持ちを否定する気はない。けど、それを態度に出すな」
そう言ってから、ヅダにザクフリッパーのようなバリエーションを作り、マリオンをそれに乗せてみてはどうかという提案をする。
それを聞いたジャンは、俺の言葉に色々と思うところはあったのだろうが……それでも、やがて頷くのだった。
これでジャンのジオニック社に対する敵意が消えたとは思わない。思わないが……少しはマシになってくれるといいんだけどな。
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