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転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2231話
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カメラで情報を収集し、敵が自分に気が付いたり、偶然であっても近づいてきたのをニュータイプ能力で察知出来、逃げる時もニュータイプ能力を使って敵との接触を可能な限り回避して逃げてくる。
 何気に、敵にすれば致命的なまでに厄介な相手だろう。
 普通なら、ニュータイプの使い方としては論外な選択なのだが、マリオンの性格はとてもではないが戦闘には向いていない。
 模擬戦とかは普通にこなす事が出来たが、本当に命のやり取りをする事になったどうなるか……それは、ちょっと考えたくなかった。
 それでいながら、ニュータイプとしての能力は相応に高く、操縦技術そのものも最近は上がってきているのを考えると、偵察に専念するというのは決して悪い選択肢ではないように思える。
 ただ、偵察というのは基本的に少数で行われる事が多い。特にそれがMSともなれば、見つかりにくいように1機だけで行動する事も多くなるだろう。
 そうである以上、当然の話だがしっかりと自分だけいざという時に判断出来るようにし、その上で一定の水準以上の技量も必要となるのは間違いない。

「そうだな。取りあえずシャドウミラーの技術班で色々と解析する予定だ。気になるのか?」
「えっと……はい」

 俺の言葉に、若干照れくさそうにしながらも、マリオンはそう頷く。
 マリオンにしてみれば、そこまでザクフリッパーを気に入ったのだろう。
 ただ、この様子を見る限りでは自分が偵察に向いてる云々じゃなくて、普通に外見が気に入ったといった感じか?
 ……まぁ、ザクフリッパーは普通のザクと比べると外見がかなり違うが、頭部に3つのカメラがあるような状況で、それが気に入るというのは趣味的にどうなんだろうな。
 そんな風に思いつつ、俺はジャンを連れて離れた場所に移動する。

「な、何ですか、アクセル代表」

 悩んでいた状況でいきなり格納庫の隅に連れてこられた事に戸惑っていた様子のジャンだったが、俺はそれに構わずに言葉を続ける。

「ザクフリッパーを見て、どう思った?」
「……どう、と急に言われても……」
「偵察用の機体として、欲しいとは思わなかったか? ミノフスキー粒子が散布されている状況では、ああいう機体も必要だろ?」
「それは……」

 俺の言葉に、戸惑った様子を見せるジャン。
 否と言いたいところなのだろうが、ここでそのような事を言えば俺に呆れられると分かっているのだろう。
 それを承知の上であっても、素直に頷くことが出来ないのを見ると、ジオニック社に対する反発は未だに感じているといったところか。

「ジャン、言っておくが俺はジオニック社の技術者をもっと積極的に受け入れるつもりだぞ。当然ジオニック社だけじゃなく、ツィマッド社、MIP社も同様にな。そんな時に、テストパイロットを務めている
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