機動戦士ガンダム
2231話
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それ以外の武器としてはイフリートが使ってるのと似ているヒートソードに、ヒートロッド。……ニーズヘッグの尻尾の件といい、エピオンといい、何気にこの手の武器って人気があるよな。
後はシールドもあるけど……客観的に見て、色々と使いにくそうな機体に思える。
いや、勿論性能という点ではザク、それも地上用のJ型やJC型なんかよりも高いんだろうけど。
イフリートもそうだが、地上用のMSって何でこういう極端な奴が多いんだろうな。
ともあれ、ジオニック社からの贈り物のMS5機。
技術班的には嬉しいんだろうし、ここを使っているヅダの改修チームにしても、ジオニック嫌いはいるだろうが、それでも自分の独断だけで使える技術を使わないといった真似はしない。
そんな訳で……
「解析するのはいいけど、最終的にこの機体はシャドウミラーの技術班が受け取る事になるんだから、その辺を忘れるなよ。それと、解析したデータはMIP社を始めとした他の技術者に、そして地上のハワイでアプサラス計画をしているギニアスにも送るのを忘れるなよ」
その言葉に、声が聞こえてきた技術者達は了解したといった合図を送ってくる。
にしても、偵察型か。……基本的に得た情報を持ってくる必要がある為に、偵察型の機体というのは高い機動力が必要とされる。
そう考えると、意外とヅダってそっちの方に向いているのかもしれないな。
もっとも、ヅダは元々ザクよりもコストが高かった上に、改修作業によって更にそのコストは上がっている。
シャドウミラーから安く資源を入手しているからこそルナ・ジオンでは許容されてるが……もしこれがジオン軍であれば、採用はまずなかっただろう。
あ、でもエース専用機といった意味でなら採用されていた可能性があるか?
……無理か。
S型とかはそんな感じの機体ではあったが、それはあくまでもベース機がザクだから出来た事だ。
ヅダとザクとでは、それこそ共通して使えるパーツがかなり少ない。
元々資源の類……そして国力に不安のあるジオンとしては、そんな真似は出来ないだろう。
出来る限り部品の供用率を上げ、いざという時には味方機のパーツを流用する……いわゆる、共食い整備が出来るようにしておきたいというのが本音だろう。
「ともあれ、他の機体はともかくとして、強行偵察型とザクフリッパーの方はヅダの新たなバリエーションの1つとして、検討してもいいんじゃないか?」
そう告げて後ろを振り向くと、そこにはジャン、クスコ、マリオン3人の姿があった。
ヅダの教導隊的な役割を任されているこの3人――特にヅダに強い思い入れを持つジャン――にしてみれば、ジオニック社から送られてきたプレゼントというのが気になり、こうして見に来たのだろう。
「そう、ですね。戦闘機を改
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