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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第31話:メタルエテモン
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かべていた。
「え?何だよその微妙な表情は?」
「えっと、姉ちゃんはその…」
「ちょっぴり…だらしない…かな…?」
物凄く言葉をオブラートに包んで発言する2人。
実際大人っぽくてしっかりと言う言葉とは対局の位置にいるジュン。
掃除洗濯家事の類が一切出来ず、少しでも目を離せば部屋が人外魔境と化す。
正直しっかりしてるとは言えないだろう。
「そう言えば私、お姉ちゃんの部屋に近付いちゃったけど…」
「大丈夫、それは俺達も同じだし…多分平気だろ」
「何だい?またやらかしたのかい?」
「「うん、また」」
賢の問いに大輔とヒカリは頷いて賢もまた微妙な表情を浮かべた。
「何だよ?お前らだけで分かったような顔してないで教えろよ!!」
「世の中には知らなくて良いことが沢山あるんだよお兄ちゃん」
「おいヒカリ?何だよそのこの世の全てを悟りきったような顔は?おーい、ヒカリ!?帰ってこーい!!」
悟りを開いたような表情をするヒカリの肩を揺さぶって正気に戻す太一であった。
「と、とにかく…先を急ぐか」
ヤマトがこれ以上この話題をするのは良くないと感じたらしい。このまま先に進もうと促した時。
「ようやく見つけたわよ!!選ばれしボーイ&ガールズ!!」
大輔達からすれば聞き覚えのない。
しかし太一達からすれば充分聞き覚えのある声。
上を見上げると岩山の頂に経っている人影はニヤリと笑うと一気に急降下した。
「とおりゃああああ!!」
【うわああああ!!】
一目散に逃げる子供達。
人影は着地すると何もないはずの空から降り注ぐスポットライトを浴びた。
「お久しぶりねえ、選ばれし子供達」
「お前…エテモンかあ!?何だよその姿!?」
「「「エテモン?誰?」」」
初対面の現実世界組は疑問符を浮かべている。
「エテモンだったのは昔の話。今は生まれ変わって、メタルエテモンになったの!」
「あいつは俺達がまだ向こうに帰る前にいたサーバ大陸で戦ったデジモンで…メタルグレイモンと戦ってブラックホールに吸い込まれたはずなんだ…」
太一が初対面の大輔達にメタルエテモンのエテモン時代のことを簡単に説明する。
「ご説明ありがとう。残りはアチキ自らが説明するわん。聞くも涙〜。語るも涙の物語〜。」
【(うるさい…)】
「そこのゴーグルボーイのメタルグレイモンとの戦いでブラックホールに吸い込まれた後、地獄の暗黒世界でアチキの体は幾度も破壊と再生を繰り返したのでございます。しかし、アチキは死なずに生き延びた。何故かと申せば、アチキをこんな目に遭わせた選ばれし子供達に復讐するため!アチキは遂にメタルエテモンに生まれ変
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