機動戦士ガンダム
2229話
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
高機動型ザクとヅダの模擬戦が終わり、数日、
ヅダの性能は間違いなく一級品という事で、ルナ・ジオン軍としての正式な主力量産機という事になり、現在は量産が進められている。
……ちなみに、あの模擬戦の後で俺とクスコが触れた事により精神世界に移動した件は……取りあえずニュータイプ能力に関係しているという事で色々と喋る訳にもいかず、現在は俺とセイラ、クスコ、マリオンの関係者4人だけが知っている。
そして、マリオンには絶対に俺を接触しないようにという命令がセイラから下された。
まぁ、実際にニュータイプに関しては、まだ殆ど何も分かっていないような状況だ。
一応ニュータイプ研究所から持ち帰ったデータや資料で多少の事は分かるが……結局はその程度だ。
まだニュータイプの数が少ないだけに、俺とマリオンの接触で何が起きるのか分からない。
クスコの時はたまたま……本当に偶然にも特に問題はなかったが、もしアムロのように俺と触れる事でトラウマを抱えるような事にでもなれば、最悪の結果しかもたらさないだろう。
であれば、こちらとしてはセイラの意見に反対するようなつもりはない。
マリオンの方も特に異論はないのか、今のところは特に問題は起きていない。
ちなみにセイラの時と同じく、再度クスコと触れあってもあの空間に行く事は出来なかった。
これまでの例から考えると、恐らく1度だけしかあの空間には行けないのだろう。
そして……セイラもそうだったが、クスコもまた俺に触れる事によってニュータイプ能力が強化されたらしい。
とはいえ、セイラの時と比べると大分小さい強化具合だったが。
相手のステータスを確認出来る能力を失ってしまった以上、あくまでも感覚的なものだが、今のセイラのニュータイプレベルが8だとすると、クスコは6といったところか。
ある意味、ニュータイプが俺に触れるというのはかなりのギャンブルだよな。
上手くいけば、ノーリスクでニュータイプ能力が強化される。
だが、下手をすればアムロの時のような結果となる。
とはいえ、具体的にどのくらいの能力が上がるのかも分からないのだから、分の悪いどころの話じゃない。……キョウスケ辺りは喜んで参加しそうだが。
ともあれ、ニュータイプ関連はそんな感じで……
「ジオン軍、随分と活発に動き出したな」
ホワイトスターにある家で、ルナ・ジオン側から提出された報告を読みながら、そう呟く。
夕食は既に終わり、現在は自由時間。
皆が色々と自分の好きな事をやっており、俺はリビングでその報告書を読んでいた。
その報告書に書かれているのは、ジオン軍の動きだ。
まず最初に東南アジアを制圧する、赤作戦の実行。
そしてジオン本国の最終防衛線を構成する、ア・バオア・クーの完成。
ドム
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ