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転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2229話
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ないのだ。
 ……シャドウミラーとの接触によって、魔法という存在を理解したからこそ、魔法を研究する奴も出てくるかもしれないが……それがはっきりとした成果を出すのは、いつになる事やら。

「いっそ、連邦軍に模擬戦を申し込んでみたら? 連邦軍の方も、ヅダには興味を持っていたんでしょう?」
「そうらしいな」

 俺がセイラから聞いた話によると、ゴップと通信で話した時にその辺に興味を持っていた、という事らしいし。
 もっとも、当然ながらそのデータをただで渡す程にセイラもお人好しではない。
 そのデータを見て、連邦軍で開発中のMSの性能が具体的にどれくらいのものになるのか……そして、どれくらいで対抗出来るのかといった事を図る為の指針にしたいと、そうゴップが……連邦軍が考えているのは明らかだった。
 この場合、特に大きいのは連邦軍の国力だ。
 ぶっちゃけ、連邦軍の開発したMSがR型やドム、グフといったMSよりも性能が低く、それどころかザクと何とか互角程度の性能であっても、連邦軍の場合はその物量がある。
 例え1機でジオン軍のMSと互角に戦えなくても、連邦軍であればジオン軍のMS1機に対して、2機、3機、4機、5機といった数で戦う事が出来るのだ。
 そう考えると、極論ではあるが連邦軍は性能よりも量産性を重視したMSを開発するという方向に向かってもおかしくはない。
 ……もっとも、それはあくまでも机上の空論であって、連邦軍にしても今までの戦争で大量に軍人を戦死させている以上、今は少しでも軍人の消耗を押さえるといった風に考えてもおかしくはない。
 そうなると、普通に考えて連邦軍で開発されているMSは、相応の性能が必要となるのは間違いなかった。

「ヅダの次世代機が開発出来ていれば、旧型のヅダとかは連邦軍に売ってもいいとは思うんだけどな」
「それは無理でしょ。今、ようやくヅダは完成して量産が開始されたばかりなんでしょ? なら、バリエーションはともかく、次の新型はいつになるのか……魔法球をフル活用してもいいのなら、時間はある程度短縮出来るでしょうけど。そうなると、マブラヴ世界の……不知火だっけ? あの戦術機みたいな結果になるわよ?」
「それは、出来れば遠慮したいところだな」

 TSF-TYPE94、不知火。
 マブラヴ世界において日本が開発した第3世代戦術機。
 アメリカのF-22より性能は低いが、パイロットの技量次第では性能差を覆す事が出来る程の性能を持つ機体。
 だが、戦術機の完成を最優先に考えられた作られて為、拡張性は非常に低い。
 また、整備に関しても決してやりやすいとは言えない機体だ。
 今でこそプロミネンス計画である程度の性能アップは出来るようになっているが、そこまでしなけれ無理だという事は、かなり設計に無理があると
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