機動戦士ガンダム
2229話
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を正式採用し、本格的に量産が開始される。
ジオン軍の潜水艦部隊が暴れ回り、連邦軍の海上航路はズタボロに。
ざっと見ただけでもこんな感じだ。
こうして活発にジオン軍が動いているのを見ると、グラナダの一件からは完全に回復したと思ってもいいのか?
「ふーん。……ねぇ、アクセル。連邦軍の方はどうなの?」
何らかのデータを見ていたレモンが、俺の言葉を聞いてそう尋ねてくる。
少しだけ興味がありそうなのは……連邦軍が所持しているC2システムに強い興味を持っているのか、それとも連邦軍のMSか。
というか、レモン率いる技術班の面々なら、C2システムと同じようなシステムは作れそうな気がしないでもないんだが。
「そうだな、特に動きを見せてはいない。……まぁ、赤作戦と海上航路の破壊で、防戦一方ってところだな。一応、戦車とかを使ってそれなりに勝利している地域もあるようだけど、数は少ない」
「でしょうね。MSを相手に戦車だけじゃ、勝つのは無理とは言わないけど、被害もかなり大きいわよ。とはいえ、連邦とジオン公国の戦力差を考えれば、そのくらいの消耗は問題ないんでしょうけど」
「MS、ね。……そう言えば、イフリートはどうだった? 色々と調査したんだろ?」
当然ながら、俺が使ったイフリートは技術班によってしっかりと調べてられている。
10機も作られなかった希少な機体で、操縦性もかなりピーキーな代物と、技術班は結構楽しみにしていたらしい。
当然ながら、もうしっかりと調べただろう。
「うーん……そうね。基本的にはザクの発展型と考えてもいいわ。スラスターや動力炉といったところで進歩してるけど、特にこれといって目立った機能は特になかったわね」
「なら、期待外れってところか?」
「そうでもないわ。ザクが開発されたのはともかく、大規模な戦闘に参加したのは、この独立戦争は初めてでしょう? 数ヶ月程度でここまでというのは、驚くべき事よ。……実際には、戦争が始まる前から開発していて、それに実戦で得られた戦訓を取り込んだといったところでしょうけど。……ただ、ザクに比べると機体性能がピーキーだから、使いこなすには相応の技術が必要になるわね」
「だからこそ、イフリートはその性能の高さがあっても、量産されなかったんだろうな」
言ってみれば、ザクのS型やR型と似たようなものだろう。
どちらも性能は高いが、新人が使えばすぐに推進剤切れになったり、その機体性能を活かしたりといった事が出来ない。
「そうね。新人が使うには、ちょっと難しいでしょうし。もっともS型だっけ? あの機体のように、エースパイロット用の機体として使うという方法もあったんでしょうけど……基本的に近接格闘用の機体で、それも地上戦用のMSとなると、コスト的な問題もあったんで
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