398部分:第二十五話 花咲く命その十四
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が当然だ」
自分自身をわからないまま。王は言った。
「それで男性を愛するのはだ」
「それが狂気ですか」
「何故だ。何故男性を愛するのだ」
王の嗜好は美青年だ。背が高くすらりとした。ホルニヒにしろ先のタクシスにしろそうだった。そうした存在が王の愛の対象だ。
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