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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第20話:引き離される大輔
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のだが、選ばれし子供達の何人かの反応がないのである。

反応を捜している最中にビッグサイトに集めた人間達が暴れ始めたらしく、お台場に残した戦力をそちらに回して鎮圧させようとするが、捕らえた選ばれし子供のパートナーデジモンのパルモンが完全体への超進化を成功させ、ダークティラノモンを無力化してしまう。

代わりにヴァンデモン自身が出向いてダークティラノモンを始末し、リリモンを石化させた。

もう1人の選ばれし子供は逃してしまったが、今は他の選ばれし子供達の位置を知ることを優先した。

「…む?選ばれし子供の気配が1つ増えた…?逃げ出した子供の近くまで来ているようだ…ふむ…」

ヴァンデモンは少しの間、黙考する。

「泳がせてみるか、もしかすると奴らが身を隠しているのかも知れんしな」

気配を消し、ピコデビモンを伴いながら逃げ出した選ばれし子供、空を追うヴァンデモン。

大輔と賢がお台場に戻るのを遅らせるために大半の戦力を田町に向かわせたので残りのデジモン達にビッグサイトの監視を任せながらだ。

一方、建物の中に身を潜めていたヒカリ達は…。

「大輔君達、大丈夫かな?」

「大丈夫だヒカリ。彼らが心配なのは分かるが、彼らは強い。信じて帰りを待つんだ。ところで霧の発生源は…」

「ああ、調べてみたが、やはりテレビ局のようだ。」

悠紀夫がパソコンの画面を向けると霧の結界の発生源はテレビ局らしい。

「テレビ局って、親父がいる!!」

霧の結界の発生源がテレビ局だと知ったヤマトは慌てる。

「待て、選ばれし子供が全員揃っていない。ヴァンデモンと戦うにしてもせめて大輔達が来るまで待つんだ。」

確かにガブモン達は強いが、戦闘経験の差なのかブイモン達には実力が劣る。せめてヴァンデモンと戦うには最高戦力となる2人と合流してからの方がいいとウィザーモンは判断した。

「おい、姐さん!!あれを!!」

「人間の女の子とバードラモンだ!!」

「空さん!!」

チャックモンとハニービーモンの言葉にヒカリが反応し、上を見上げると空とバードラモン、そしてヴァンデモンに石化させられたリリモンがいた。

「ヒカリちゃん…と、あなた達は?」

空の視線が悠紀夫達とテイルモン達に向けられる。

「俺達は君達の協力者さ、君達が大輔君とヒカリ君達の仲間だね。俺は及川悠紀夫。君達程ではないが、デジモンと接触した経験がある。」

「え!?そうなんですか!?」

「まあ、それについては追々話すとして…この妖精のようなデジモン…体が石になっているようだが…」

「あ、はい…実はヴァンデモンにやられて…」

「私に診せてくれ、私の治癒魔法、マジックヒールならば石化を解除出来る。どうやらヴァンデ
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