暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第267話 見せちゃった秘匿
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富んだ身体。それだけで、クライン辺りは興奮を隠せられず、爛々と目を輝かせた。勿論 違う意味で他のメンバー達も目を輝かせた。何が起きるかわからないからこそ、楽しいのだから。
 が、その中でレイナとシノンだけは違った。

 最初こそは 皆と大体同じ反応だったのだが。

『ふぅ〜〜。よーやく出てくれたわぁ!』 

 その光の正体が いったい何なのか……、いったい()なのかが直観したからだ。

「っっ。えっ……? えええっ!?」
「あ、あんたは!」

『はあ〜い! バレンタインの精霊ちゃん。ここに降臨(こ〜りん)っ!』

 いつか見た事のある光の精霊? だったから。

 そんな2人の混乱を余所に、他のメンバーたちは皆目を輝かせていた。

「うっひゃー、すっごく綺麗なお姉さん精霊だねー。それにバレンタインの精霊さんだって事はやっぱり 報酬はチョコレートかな 姉ちゃん? バトルも楽しいけど、こっちもとても楽しみだよー」
「ふふ。落ち着いて、ユウ。 んー、今までの世界を含めてあまり無かった展開だよね。やっぱりALOは素敵です」

「それにしても、凄く凝った演出ね。イベントのしょっぱなからってのはねー」
「私は初めてかもしれないよリズ。イベントの終盤になるにつれて どんどん大きくなっていく、って言うのはあったんだけど。最初から此処までっていうのは あまり記憶に無いかな……? ユイちゃんは知ってる?」
「そうですね。確かにママが言う通り。クエストの演出は終盤に向けて、つまりゴールに向けて最高潮に盛り上がりを見せていきます。例を挙げると、普通の村人NPCからの依頼で始まり、最後には実は、北欧神話の神々の使いだった、と。プレイヤーをあっと驚かせる展開になっていくんです。其々の感じ方になりますから、一概には言えませんが、私も一番だと思いますママ。それに特別にリュウキお兄さん達が作ったのであれば まだまだこれからもっと凄くなっていくと予想出来ます」
「ふっふっふ〜 そりゃー楽しみよねー」

「んー、私は何処かで見たことある様な人? だと思うんですけどー」
「あ、リーファさんもそう思いました? 実は私もなんです。雰囲気は兎も角、何かこう感じて……。ピナはどう思う? 覚えてない??」
「きゅる、きゅるる〜」
「そっかー。進むにつれて思い出せるかなぁ」

「うっひょーー!!!」
「ちっとは落ち着けよ。純粋にクエスト楽しもうっ! って若者らがいる前だぜ」
「うっせーー、こちとら成人越えた大人だっての! 大人にゃ大人の楽しみがあるんだよー!」
「はぁ〜。ま、ロクでもない目にあいそうな気がするから気をつけろよ?」
「不吉な事言うんじゃねぇよ! エギル!」

「……ん、んん? お前は確か……」
「あれ? やっぱリュ
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