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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第267話 見せちゃった秘匿
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Oで盛り上がるのも無理はない。
ここで疑問が残るだろう。
リュウキは、露出する事が少なかったというのに、なぜそこに結びついたのか、と。
GGOでのリュウキが嘗て伝説? とまで呼ばれたRYUKIと同一人物だとバレたか。答えは簡単で、そんなの言うまでもない事だったりする。
GGOで神懸かり的なスキルを、キリトと共に披露したからだ。
戦車に勝った所を皮切りに、キリトと異常な時間のバトルを展開。ハンドガン(マグナム・SAA)とナイフだけでBoBを突破。
だから、厳密には流出したとかではない。アレだけのスキルを見せ、そして名前も出して、連想しない方があり得ない、と言う事だ。ALOでもGGOでも大人気なのだから。
「えー。リュウキ君。ユウキさんとの約束……断っちゃうの? 悲しむと思うよー。あんなに楽しみにしてたんだし」
「っ……」
レイナ自身が残念そうな顔をしていた。ユウキが楽しみ! と飛び跳ねていたのはついさっき見ているし、それにALO内でも五指に入るであろう超好カード。見れないのはやっぱり残念の一言。
リュウキは、ん〜 と何度も唸る。頭の中に浮かんだ天秤。どちらに傾くかは……、やはり いつもいつも頑張っているユウキの方へと傾いた。いつも皆が言う様に 本当にもう今更だから、と言う理由もどことなくあったりするが。
「……出るよ。出ない、って言ってないだろう?」
「流石お兄さんです!」
「どの辺りが流石なんだ……?」
「リュウキ君だもんねー」
ユイが、リュウキに頬擦りして、レイナはにこにこと笑っていた。
誰もが微笑ましそうに笑みを零していた。
リュウキは少々複雑な心境ではあるが、可愛らしい妹が喜ぶ。ユウキだって喜ぶのなら、と私情を押し殺したのだった。
そして約30分後。
仕事で遅れてきたクラインやエギル。検診も終わって今日入る事が出来たユウキやランも揃い、今日参加できる全員が22層の森の家に集った。
「しっかしよー、リュウの字。どういうクエストなんだ? 今回の。リュウキが一枚かんでる、って聞いたぜ?」
クラインは、クエストに備えて愛刀のカゲミツの手入れをしつつ 今回の情報をリュウキに聞いた。
何でも、テストプレイの様なものであり、このパーティ限定なのだ。だからこそ、何も情報がない。……それこそが 非常に楽しみであるが。
「ん。オレもよく判らない。関わったのは確かだが、大部分はじい……、渚さん達だから。ただ楽しみにしてて、とは言われてる。一応アイテム関係も出るけど、後日 随時配信される予定だから、そこまでレアってわけじゃなさそうだけどな」
「でも、最初の第一号だろ? くーー、燃えるじゃねぇか! 美人なNP
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