第三章〜新海都繚乱〜 外伝〜戦の鼓動〜
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仕えするのはこの世であの方のみなのだから、あの方がいない結社にはこれ以上いられないわ。――――私達自身の為にも。それとも鉄機隊(私達)は行動の自由が認められている”執行者”ではないから、脱退は許さないとでも言うつもりかしら?」
疲れた表情で問いかけたカンパネルラの問いかけにデュバリィ達と共に決意の表情で答えたエンネアは真剣な表情でカンパネルラに問いかけた。
「アハハ、さすがにそんなことを言うつもりはないよ。君達に関しては”執行者”と同等の扱いをする事を、亡き盟主からも言われていたしね。それじゃあ現代の鉄騎隊の”結末”がどうなるのか、亡き”盟主”に代わり、”見届け役”である僕が見届けさせてもらうよ。」
エンネアの問いかけに対して苦笑しながら答えたカンパネルラは恭しく礼をした後転移術で去って行った。
「相変わらず何を考えているのかわからない人ね。」
「うむ。――――幾年経とうとも決して容姿が変わることがない事も含めてな。」
「あんな男の事等、気にするだけ無駄ですわ。――――それよりも行きますわよ。」
「うむ。」
「ええ。」
そしてデュバリィ達も転移魔導具によってその場から去って行った――――――
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