第七千四百話 ウォッカは友達
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第七千四百話 ウォッカは友達
ロシアはハンガリーとセーシェルにお料理だけでなくウォッカも勧めながら微笑んでこんなことを言いました。
「キャビアもあるからね」
「あっ、イクラもキャビアなんですね」
黒パンの上のそれを見て言うセーシェルでした。
「ロシアさんでは」
「そうだよ、高いけれどチョウザメのキャビアもあるよ」
勿論こちらもというのです。
「よかったら食べてね」
「そうね、じゃあお願いするわね」
早速注文するハンガリーでした、勿論セーシェルの分も。
そうしてウォッカを飲みますが。
「こうしてパンの上に乗せたキャビア食べながらウォッカ飲むとね」
「本当にロシアさんのお家の中にいる気持ちになりますね」
「不思議なことにね」
「キャビアと黒パンとウォッカで」
「うん、どっちも堪能してね」
笑顔で言うロシアでした。
「ウォッカは遠慮無用だよ」
「強いお酒ですね」
「うん、これで一気に温まるんだ」
そうした意味でもウォッカはロシアでは欠かせません、まさにロシアにとってウォッカは友達なのです。
第七千四百話 完
2018・11・14
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