機動戦士ガンダム
2227話
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なのは間違いない。
そうして近づいていき……向こうのパイロットもこれ以上は射撃武器で対応出来ないと判断したのだろう。ザクマシンガンではなく、ヒートホークを構える。
だが、ジャンの操縦するヅダはヒートソードを手にしたまま、相手の構えを一切気にせずに近づき……ヒートホークを振りかぶった瞬間、ヒートソードを持っていない方の手と足を使ったAMBACによってヒートホークの一撃を回避し、ヒートソードを振るう。
その一撃は、あっさりと高機動型ザクの胴体に一本のペイントの線を引く。
これにより、コックピットを撃破された扱いとなって、ジャンの勝利が確定し、高機動型ザクはそのまま戦場となっている宙域から離れる。
ちなみに、最初に動いたのはジャンのヅダだったが、残る2人の方もそれに勝るとも劣らないといったくらいに派手な戦いになっている。
やはりマリオン1人では、模擬戦とはいえ戦いを挑むといった気にはならないのだろう。
クスコと2人1組になり、高機動型ザクを2機同時に相手にしていた。
……とはいえ、前に出ているのは基本的にクスコの機体だけで、マリオンは後方から援護している形だが。
元々援護に専念すると決めていたのだろう。マリオンのヅダが持っているのは、ザクバズーカとザクマシンガンだけだ。
クスコとマリオンと戦っている2機の高機動型ザクは、当然ながらザクマシンガンを使って自分達に接近してくるクスコを集中して狙う。
だが……ニュータイプとして覚醒しているクスコは、そんなザクマシンガンの弾丸を全て回避する。
その回避力は驚異的と言ってもよく……
「本人の能力は凄いか、AMBACの扱いがまだまだだな」
そう呟くのは、マッシュ。
他の面々も、クスコの能力に驚きながらも、マッシュの言葉に頷く。
実際、本来ならAMBACで回避出来る場所でも、クスコはスラスターを使って回避している。
この模擬戦であれは特に問題ないのだが、もし実戦をする事になり、長時間の戦闘となれば、他のMSよりも推進剤が早くなくなる可能性が高い。
……ただでさえ、ヅダはその機動力から推進剤を多く消耗するのだから。
その辺りは、クスコも訓練を重ねる必要があるな。
もっとも、それでも平均的なMSパイロットに比べれば、決してクスコのAMBAC制御が未熟という訳ではないのだが。
あくまでも、精鋭や異名付きのエースの目で見ての判断だった。
だが、今回クスコが戦っているのはそのような精鋭である以上、クスコの行動からその弱点を見抜いても不思議ではない。
とはいえ、マッシュの発言はヅダの性能を理解した上でのものだったが、高機動型ザクに乗っているパイロットはそれを知らない。
いや、以前の……改修される前のヅダの性能は知っているだろうが、全面的に改
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