第56話 リシャール大佐との決戦
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「金剛撃!」
「何っ!?ぐわぁっ!」
まさか攻撃を喰らって即反撃してくるとは思ってもいなかったようで、リシャール大佐はまともにその攻撃を受けていた。
「はああぁぁぁっ!!」
その隙を逃さずにあたしは怒涛の勢いでリシャール大佐に攻撃を放っていく、リシャール大佐も負けじと攻撃してくるがあたしは怯むことなく攻撃を続けていく。
「君は痛みを感じなのか?なぜそこまでして戦える?」
「あたしには守りたい物がある!皆が一緒に戦ってくれる!だから止まる事なんて出来ないの!」
「……!?ッカシウスさん……!」
リシャール大佐は何かをボソッと呟くと、あたしと大きく距離を取った。
「……(一瞬だが、エステル君がカシウスさんに見えた。やはり彼女は彼の血を受け継ぐ者なんだな)」
「……?どうかしたの?」
「ふっ、何でもないさ」
リシャール大佐は首を横に振るうと、さっきヨシュアを倒した技の構えに入った。
「これで終わらせよう、君の信じる物が勝つか私の信じた道が勝つか……これで全てがハッキリする」
「ええ、これで終わらせましょう」
あたしもスタッフを構えてリシャール大佐と対峙する。
「……行くぞ!」
リシャール大佐の姿が消えたと同時にあたしも走り出した。
(突っ込んできただと?何を考えているかは分からないがこれで終わりだ!)
そしてあたしの前にリシャール大佐が現れて神速の斬撃を放とうと太刀に手をかけた。
「今だ!」
あたしは回転の力を利用して高速で移動する、そしてリシャール大佐が太刀を振るう前にタックルして態勢を崩した。
「何っ!?今の動きは……!」
「桜花無双撃!」
体制の崩れたリシャール大佐に怒涛の連続攻撃を喰らわせた。だがリシャール大佐はそれを喰らっても大きく後退しただけで倒れなかった。
「まだだ!まだ私は……!」
「だったらとっておきを見せてあげる!」
あたしは回転しながらリシャール大佐に突っ込んでいく、そして彼の周囲を高速で動き闘氣の竜巻に閉じ込めた。
「奥義、太極輪!!」
そして回転のエネルギーを使ってリシャール大佐に渾身の一撃を叩き込んだ。
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