用語集【ソウル】【トリプルゼロ】【竜具】【この物語の創世神話】
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砕け、『ゾーリア』は3つに砕け散り、地球へ流星のごとく降り注いだ。
『竜具誕生〜シャルルとティル=ナ=ファの邂逅』
砕かれたジルニトラは8つの流星となり、とある丘へ降り注いだ。実際に地球で流星が降り注いで恐竜が滅びた歴史をたどるように。竜同士の戦争がまだ続いており、生き残りの一匹の竜が隕石を食った。その竜の鱗はやがて七色に輝いたのち、暁のような黄金色の鱗を纏うようになった。その竜は言葉を操り、大気を従え、凍漣の大地を踏み砕く等、超常の力を従える存在となった。眼を焼き尽くすような鱗を持つ三つ首竜を人は『暁の聖竜?スペリオル・ドラゴン』と敬称した。流れること幾星霜。黒衣を纏った一人の男が、自分の仕える国から『竜殺し』の依頼を受ける。暁の聖竜は、存在するだけで地表のすべてを焼き払う災害をもたらす小型の太陽だったからだ。暁の聖竜から授かった宝石(砕けたジルニトラのプロセッサー)を見て、『この宝石を原料にすれば、神々の黄昏すらも討ち払えるような想像を絶する武具ができるかもしれない』と思い、刀鍛冶が盛んな村(のちに独立交易都市として興る)へ赴くこととなる。蒼氷星から帰還していたハウスマンは、黒衣の男に『竜具』を作るよう依頼する。この戦乱を沈めるための護神刀7つを作ってくれと。黒衣の男もまた、後に現れるであろうヴィッサリオンと同じ夢をもっていたのだった。(獅子王凱とアリファールを介して邂逅した時、黒衣の男はその心中を吐露している)ハウスマンは承諾する代わりに一つの条件を持ち出した。自分に代わってこの『聖剣』で黒竜ヴァルバニルを封印してみろと。約束を果たして七日七晩鍛え上げた竜具を手に入れた黒衣の男は、西の地へ赴いた。それは、後に黒竜の化身を名乗る彼への皮肉とも取れた。(原典は、日本神話におけるヤマタノオロチから)
さらに流れること数年後、西の大陸は人(上の世界の幻想の大地)と魔(下の世界の現実世界)の抗争状態にあり、ただ存在のみを賭けて互いの住む世界を駆けて争っていた。やがて『人』と『魔』の均衡がくずれ、魔の勢力が人に王手をかけていた。そこで一人の巫女が『人』に助けを求めてきた。『人』は『魔』に対して何もできなかったが、ジルニトラという神殺しの三つ首竜を頼った。その三つ首竜の正体は、ゾーリアのプロセッサーコアを喰らった、暁の聖竜が変質したものだった。黒衣の男に力を譲渡したために、一つの属性を残して黒い鱗に変わったためである。
こうして人は魔との全面戦争へ突入していくこととなる。
その頃西の大陸の中央部では、シャルルという一人の男が邪教徒討伐に併走していた。かつてハウスマンと壮絶な戦いを繰り広げていたガヌロンと出会い、各地を流浪し転戦していた。その中でシャルルは黒衣の男と運命的な出会う。黒衣の男の実力を目の当たりにした
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