用語集【ソウル】【トリプルゼロ】【竜具】【この物語の創世神話】
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(コード)をる。それをゾーリアが『受信したコードをもとに新たな進化コードを脳細胞が出来上がりつつある胎児』に刷り込ませる形で送信する。そして生まれた生命体の感情をジルニトラが管理する。
『父ペルクナス』が命の律動を伝え、『魂ゾーリア』が命に子守歌を聞かせ、『子ジルニトラ』が目覚めの歌を告げる――という形で。
このカタチだと、悪い夢も区別なく蓄積される可能性がある。この辺はアオイ博士の賭けだった。もし、神の介入をもってしても、破滅の未来につながっていくとしたら、それは人の持つ本来の性質が悪そのものであるためである。強引に進化の方向を定めようものなら、生命体の遺伝子歴史がいびつな形となり、かつての機界生命体のような脅威が訪れるからだ。ヒトの夢見る理想郷が良いものなら、それは良いものとして循環し、本当の理想郷が生まれるとアオイ博士は信じていた。
しかし、そこに神と呼ばれるアオイ博士の『誰もが笑って暮らせる、飢えをしのげ、人の行き来が盛んな理想世界』は存在しなかった。
結果的にだが、このアオイ博士のまわりくどい計画も頓挫に終わる。神の編ませた律動計画をもってしても、人間の本質は変えられなかった。
新たな人類となった彼らもまた、旧世代の人類、つまり、アオイ博士のいた時代の人間と同じように、剣と馬を操って殺しあっていた。大地を汚し、空を濁しては、その戦火を徐々に広げていった。そんな世界にアオイ博士は絶望しきっていたのである。
フツヌシからヤコブの梯子をつくった初代ハウスマンもまた、その絶望にあえぎ、苦しみ、世界と神の答えを求めて世界樹を上ったのだ。この世界を作った神に答えを求めて、己のチカラだけで蒼氷星に辿り着いたのだ。
壮絶な想いで世界樹の頂上に辿り着いたが、神に会うことは叶わなかった。
だが、初代ハウスマンは『蒼氷星に辿り着いた証』として、神の叡智を結晶化したと伝えられる『賢者の石』を手に入れた。
『ガオファイガー』という名の聖鎧に納められている、聖痕とGストーンの複合構成物。Gストーンとはいえ、ボルトテクスチャーという質量具現化する聖痕の性質も含んでいる為、当然のごとくハウスマンの心に住み着いていた『絶望』と『心の壁』が表面、実体化してしまう。そうして生まれたのが初代ガヌロンと呼ばれるマクシミリアンだ。ガヌロンはハウスマンの願いを叶えようと、ガオファイガーのすべてを以て破壊しようとした。しかし、ハウスマンは目の前のガヌロンを否定する。そんなことは望んでいない。お前が望んでいるすべてだと。二人の戦いはすさまじく、神の御座―――プロセッサー制御保管室も破損を免れず、人類補完の為のあったプロセッサーコア3つは砕け、どこかへ飛び散ってしまった。『ペルクナス』は行方不明となり、『ジルニトラ』は8つに
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