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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica25-Bインターミドルの好敵手〜Respect〜
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てると、「インターバル終了。シャルさん、ミカヤちゃん」ノーヴェがそう知らせた。シャルさんとミカヤさんが立ち上がって、試合場の中央へと進み出す。

「結界を展開します」

空間コンソールを操作して結界を再展開したノーヴェは、「それでは第2ラウンドを開始します。レディ・・・」そう言って右腕を上げた。シャルさんもミカヤさんも抜刀の構えで対峙してる。さっきまでの穏やかだった空気が張り詰めてた。

「ファイト!」

ノーヴェが腕を振り下ろしたと同時・・・

――天瞳流抜刀居合い――

「天瞳ど――ぐうっ!」

ミカヤさんの抜刀は決して遅くない。でもそれ以上にシャルさんの抜刀が速過ぎた。ミカヤさんの“晴嵐”が半分ほど抜かれる頃には、すでに“キルシュブリューテ”が抜き放たれた後だった。鞘に半分ほど収まったままの“晴嵐”で、シャルさんの斬撃を防いだミカヤさん。右腕を上に向かって大きく弾かれたミカヤさんのがら空きな右脇腹へと、「双龍閃!」左手に持つ鞘を打ち込んだ。

「づっ・・・く・・・!」

薙ぎ払われたミカヤさんだったけど、両足でしっかりと着地してダウン判定を貰わずに済ませた。そして床を蹴ってシャルさんへと突っ込む。鞘に収め直した“晴嵐”の柄を右手で握り締めるミカヤさんは、同じように鞘へ収め直した“キルシュブリューテ”の柄を握るシャルさんの間合いへと入った。

「天瞳・・・」

抜き放たれた“晴嵐”の一撃を、シャルさんは鞘に収まったままの“キルシュブリューテ”で迎撃した。お互いにデバイスを弾かれたけど、ミカヤさんはすぐに「漣月!」と斬り返しを振るった。その一撃をシャルさんは、鞘に収まったままの“キルシュブリューテ”の刃先を下にして立てて、盾のように構えて防御。

「双龍閃・雷!」

“晴嵐”を鞘で防いだと同時に“キルシュブリューテ”を抜き放って、ミカヤさんの左肩目掛けて峰側での打撃を打ち込もうとしたけど、「まだまだ!」ミカヤさんは左手で、もう1本の短い刀を逆手で抜いて、シャルさんの打撃を防いだ。

「おおう!」

「ふっ・・・!!」

仕切り直しということみたいで一旦距離を取ったシャルさんとミカヤさん。

「早々打たれっぱなしになるつもりは・・・ありません!」

「そうでなくちゃ・・・ね!」

同時に駆け出して、シャルさんは“キルシュブリューテ”を、ミカヤさんは“晴嵐”を振るって激しい攻防を繰り広げる。でもやっぱりシャルさんが上手で、少しずつだけど確実にミカヤさんのライフを削っていってる。そんな舞ってるような綺麗な闘いに見惚れていると、メールの着信メロディが鳴った。

「あ、やべ! あたしのだ・・・!」

ノーヴェが慌てて“ジェットエッジ”をポケットから取り出して、「ヴィクターからか?」着
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