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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica25-Bインターミドルの好敵手〜Respect〜
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解かと思います」
ノーヴェとイクスが試合展開を見て今の攻防について話し合ってる中、「なら次は抜刀を阻止するから、対応してみて」ってシャルさんが宣言した。
「天瞳流の抜刀に不発などありえません。が、あなたならそれを可能にしてしまうかも、という恐ろしさがありますね」
シャルさんが歩き出して、少しずつ速さを上げていって最後にはダッシュ。迎撃のためにミカヤさんが抜刀の構えを取る。そして“晴嵐”の間合いに入ったシャルさんを斬るために・・・
「水げ――っ!?」
ミカヤさんは抜刀しようとした。でも抜き放たれることはなかった。シャルさんが“キルシュブリューテ”の切っ先を“晴嵐”の柄の先端に押し付けて、鞘から抜けなくしたからだ。ガキィン!と甲高い音がして、一切の動きが無くなった。と思えば、驚きで目を見開いてるミカヤさんとは違って、シャルさんは左手に持ってる鞘を振り上げて「そいっ!」と、ミカヤさんの右肩めがけて振り下ろした。
「っくぅ・・・!」
今度は避け切れなかったミカヤさんは直撃を受けて、ガクッと膝を折った。でもシャルさんのターンは終わらない。引いた鞘を今度はお腹へ向かって突き。その一撃を避けたり防いだり出来る状態じゃなかったミカヤさんは「ぐふっ!?」まともに受けて、その衝撃から足が宙に浮いた。
「風牙烈風刃!」
そこに追撃。シャルさんが“キルシュブリューテ”を振り上げて、ミカヤさんに暴風の壁を叩き付けた。宙に居るミカヤさんにはどうすることも出来ず、そのまま結界を通過して試合場の壁に突っ込んだ。
「長柄の武器の使い手の中には、こういう手段であなたの抜刀をキャンセルしてくるかもってことを、頭の片隅にでも置いておくと良いかもよ?」
「ぅく・・・。はい、しっかりと体験させてもらいました。しかし手加減された連撃で4桁も減らされるとは」
ライフが15000から12800まで減ったミカヤさんは、しっかりとした足取りでリングへと戻ってきた。クラッシュエミュレートは幸い受けてなかった。それがミカヤさんが、シャルさんに手加減されたって考えるポイントなのかも。
「鞘での打撃だからね。骨を砕くことも出来たけど、1ラウンド目の初っ端でそんなつまらない真似は出来ないでしょ? 確実に墜とすのは最終ラウンドよ」
「恐ろしい宣言です・・・ね!」
今度はミカヤさんから攻めた。タッタッタと軽い足音でシャルさんのところへ駆け出したミカヤさんは、やはり抜刀の構えを取ったまま。対するシャルさんは、右手の“キルシュブリューテ”を降ろしたままで、左手の鞘を突き出した構えだ。
「ふっ!」
ミカヤさんがさらに速度を上げて一気にシャルさんへと跳び込んだ。迎撃が来る前にシャルさんの懐奥に入り込んで、“キルシュブリューテ”や鞘を
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