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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica25-Bインターミドルの好敵手〜Respect〜
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彼女、騎士イリスだ。管理局においては最強、騎士団においてはA級1位という、まさしく私が追い求める剣士なんだ」

シャルとミカヤさんが立ち上がり、試合場の中央へと歩いていきました。目を白黒させているヴィヴィオ達に、ノーヴェさんが「ミカヤちゃんへの報酬がこれだ」と言い、空間コンソールを展開して結界を円形に展開しました。それは先日の買い物の際に見た、公式リングと同じ広さです。

「キルシュブリューテ、セットアップ」

シャルが長刀型のアームドデバイス・“キルシュブリューテ”を起動させ、騎士服へと変身しました。ミカヤさんもまた、刀型のデバイス・「晴嵐」を起動させて防護服へと変身完了です。“晴嵐”は長いものが1本、短いものが1本の2刀1組ですね。2刀斬撃には気を付けないといけません。

「試合ルールはインターミドル公式DSAAルールを採用します。ライフポイントは15000。シャルさんがお昼休み中に帰ってきてるということもあって、3分3ラウンドにします。クラッシュエミュレートも発生するので注意を」

ですよね。今日は1日お仕事だと聞いていたので、どうして家に居るのかちょっと疑問でしたけど。ノーヴェさんが「では、正々堂々の勝負を。レディ・・・」と右腕を上げますと、シャルとミカヤさんが共に構えを取りました。

(シャルは珍しく鞘を構築したままですね。二刀流には二刀流なのでしょうか・・・?)

右手には“キルシュブリューテ”を、左手には鞘を順手(ミカヤさんは逆手ですが)で握っています。普段のシャルは鞘を使いませんから、私のこれまでに知っている剣技とは違うものを見られるかもしれません。ドキドキしながらノーヴェさんが腕を振り下ろすその瞬間を待つ。

「ファイト!」

ノーヴェさんが腕を振り下ろし、いざ試合開始です。

†††Sideイクスヴェリア⇒ヴィヴィオ†††

ヴィクターさんや番長に続いて、まさかのミカヤさんともお知り合いになれた今日この頃。八神道場のミウラさんともちゃんと知り合えた。初めてはお互いに自己紹介だけしてすぐにお別れしちゃったし。

(そんなわたしはミウラさんとスパークリング。魔法なしとはいえ、ううん、なしだからこその今の力量を思い知った)

ミカヤさんはアインハルトさんとのスパーリングをする為に、ノーヴェに依頼されて来てくれたんだけど、今後はわたしやコロナ、リオともスパーリングの相手をしていただけるってお話。ミカヤさんを紹介してくれたヴィクターさん達には感謝しかない。

(そんなミカヤさんが今、インターミドルと同じDSAAルールでシャルさんと試合することに)

ミカヤさんが剣士になったのはシャルさんに憧れたみたいで、そんなシャルさんと剣を交えることも、わたし達とのスパーリングを引き受けてくれた理由でも
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