暁 〜小説投稿サイト〜
銀河酔人伝説
酔っ払い、エゴイズムの怪物と出会う
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
社会改革党のグレゴリー・カーメネフ議員だあ!ヨブ・トリューニヒト議員4連覇ならず!これはトトカルチョも大荒れでしょう!」

「いや〜私が負けるとはね。中々やるじゃないかカーメネフ君。」

トリューニヒトは倒れているグレゴリーに声をかけながら彼を起ち上がらせた。

「いててて・・・トリューニヒト先生ありがとうございます!でも先生も凄かったですね。」

「まあね。さあ皆さん!今回の主役であるグレゴリー・カーメネフ議員に称賛を送ろうではないか!」

そう叫ぶとトリューニヒトはグレゴリーの手を取り報道陣にアピールした。たくさんのフラッシュが焚かれる中、グレゴリーは照れくさそうな顔をしながら報道陣のインタビューに答えた。

そして議会人選びが終わり本会議も何事もなく閉会した後、グレゴリーは議事堂内をうろうろしていた。

「やあカーメネフ君。こんなところでどうしたんだね?」

「あっトリューニヒト先生ちょうどよかった。トイレってどこですか?」

「トイレ?私も行こうと思ってたし一緒に行こうか。」

そう言ってトリューニヒトとグレゴリーはトイレで用を足した。

「ところでカーメネフ君。君は酒が好きだと聞いたんだが、結構イケる口なのかね?」

「よくご存じですね。まあ酒はよく飲みますよ。」

「それは良かった。実は駅前近くに美味い焼き鳥屋があってね。この後一杯どうだい?」

「いいですね!行きましょう!あのトリューニヒト先生と飲めるとは・・・自慢できますよ!」

「ははははは!私と君はもう同僚だろう。では行こうか。」

「はい!」

2人は街へ向かって行った。

その後2人は同じ酒が好きという事もあってか意気投合しグレゴリーはトリューニヒトの事を「ヨブの兄貴」と呼ぶようになり、党派を超えた友情を育むこととなる。


[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ