酔っ払い、エゴイズムの怪物と出会う
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社会改革党のグレゴリー・カーメネフ議員だあ!ヨブ・トリューニヒト議員4連覇ならず!これはトトカルチョも大荒れでしょう!」
「いや〜私が負けるとはね。中々やるじゃないかカーメネフ君。」
トリューニヒトは倒れているグレゴリーに声をかけながら彼を起ち上がらせた。
「いててて・・・トリューニヒト先生ありがとうございます!でも先生も凄かったですね。」
「まあね。さあ皆さん!今回の主役であるグレゴリー・カーメネフ議員に称賛を送ろうではないか!」
そう叫ぶとトリューニヒトはグレゴリーの手を取り報道陣にアピールした。たくさんのフラッシュが焚かれる中、グレゴリーは照れくさそうな顔をしながら報道陣のインタビューに答えた。
そして議会人選びが終わり本会議も何事もなく閉会した後、グレゴリーは議事堂内をうろうろしていた。
「やあカーメネフ君。こんなところでどうしたんだね?」
「あっトリューニヒト先生ちょうどよかった。トイレってどこですか?」
「トイレ?私も行こうと思ってたし一緒に行こうか。」
そう言ってトリューニヒトとグレゴリーはトイレで用を足した。
「ところでカーメネフ君。君は酒が好きだと聞いたんだが、結構イケる口なのかね?」
「よくご存じですね。まあ酒はよく飲みますよ。」
「それは良かった。実は駅前近くに美味い焼き鳥屋があってね。この後一杯どうだい?」
「いいですね!行きましょう!あのトリューニヒト先生と飲めるとは・・・自慢できますよ!」
「ははははは!私と君はもう同僚だろう。では行こうか。」
「はい!」
2人は街へ向かって行った。
その後2人は同じ酒が好きという事もあってか意気投合しグレゴリーはトリューニヒトの事を「ヨブの兄貴」と呼ぶようになり、党派を超えた友情を育むこととなる。
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