73層
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いよ。あ、俺が一人で倒したなんてことは口外禁止な。噂がたつのはあまり好きじゃない」
「一人で倒した罰だ。噂を流す」
クラインめ、罰は受けると言ったが面倒なことに……
「フウリ!」
お、知り合いA……キリトが来た
「久し振り、キリト」
俺は右の拳を出した
「久し振り、フウリ……あれ、ボスは?」
キリトは俺の拳と自分の拳をあわせた後、辺りを見渡した
「えーと……クライン、任せた!」
ダッシュで73層の扉へ向かった
「キャッ」
扉を出る時に人とぶつかった
「ごめん!ってアスナ!?ダメだ……Kobまで来た……やっぱり逃げるしかない」
知り合いBのアスナが倒れているうちに『風』の二つ名にふさわしい速度で逃げていった
まあ結局捕まってしまった……今は俺の前にアスナ、キリト、クラインと五人しかいない知り合いのうち三人がいる
「あの……31〜45層の悪い癖がですねぇ」
さっきも31〜45層と言ったが31〜45層のボスは俺一人で倒したのだ。まあ45層は瀕死だったが、俺が倒したというのを知っているのは知り合い五人しかいない。ヒースクリフがやったと噂を流したのだ。ヒースクリフというのは俺の結構好きではない、おっさんだ。ユニークスキルを持っているらしいがどーでもいい
「ちょっと、みんなは本部に報告しに行ってきて。今日はお疲れ様」
アスナが人払いをした……これ、めちゃくちゃ怒られるな
「あのですねアスナさん、悪いとは思っているんでレイピアを抜くのは勘弁していただけたらなぁと……」
にこやかな顔には怒りが見える…怖い!キリト!お前が抱きつけば顔が真っ赤になって動きが止まる!抱きつけ!とキリトの方を見ると呆れた目で見てくる。キリトも少し怒っているようだ
「一つだけなんでも答えるから!頼む!許して!」
あ、言ってしまった………ミステリアスキャラが崩れちまうかも
「言ったわね。キリト君、ついにあれを聞けるときがきたわ」
「そうだな。クライン。あれを聞けるぞ」
「とうとう聞けるのか………」
「な、何を聞く気だ……」
「「「どうやってボスを一人で倒したの(んだ)?」」」
………答えたくないな……これを言うと………今まで隠していたことが…………
「そ、それは……………すまない。これは言いたくないんだ………」
「卑怯よ」
アスナ……あまり言いたくない…キリト以上のチート技だから………
「そう、俺は卑怯者だ。だから言えない。言ったらよけい卑怯者になってしまう」
「少なくとも俺やクラインやアスナはそうは思わないよ。言ってくれよ。フウリには俺がなぜ盾を装備していないか言
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