あとがき
あとがき
[8]前話
過去の歴史において、計画はあったが実現しなかったもの。もしくは、完成したのに何らかの事情により使われなかったもの。
そのようなものが、もしも使われたら……という想像をすると、私は結構ワクワクしてしまいます。
結局使われることがなかった地下要塞・松代大本営。それが未来で使われていたら――。
そんな妄想から構想を練り始めた作品が、この『緑の楽園』でした。
長編にするつもりでしたので、そのほかにも、当時書きたいと思っていたテーマをいくつか詰め込んでいます。
モラトリアム大学生がそのまま技術水準の低い世界に転移したら? 人を管理するAIが暴走したら? 犬がしゃべったら? などがそうです。
核戦争が起きたら、関係ない国の都市も標的になる――というのは、小学生のころに見た「核戦争になったら狙われる都市一覧」のような世界地図(何に載っていたものかは覚えていません)からヒントを得ています。
その資料では世界の主要都市のほぼ全部が示されており、理由を見たら、戦後に力を持ちそうな国の都市はあらかじめ潰されるというような怖いことが書かれていて、かなり強烈なインパクトがありました。
紀州犬については、昔うちの実家が飼っておりました。
この犬種は狂暴だと言われることもあるようなのですが、その肉体能力が高いがゆえに、躾に失敗すると事故になりやすいのだと思います。
本当は強さと優しさを兼ね備えた、素晴らしい犬です。
本作は人生初作品でした。筆力や構成力が及んでいたかどうかは別としまして、大変に愛着のある作品です。
読んでくださった皆さまに、心より御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
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