暁 〜小説投稿サイト〜
チート転生者が転生者を狩りにきますよ
1.現状把握
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「見てわからなかったのかい?入水だよ」
 何言ってるんだこいつは。
 あまりの一言に無礼承知でまじまじと目の前の人を見つめてしまった。しかし、他意はない。
「………なんか、襲うタイミング逃しちまったな」
「ああ、あんなこと言われちまったら戦いにくいなぁ」
 何言ってるのあんたらは!あんたら妖怪でしょう!ここのところ何も食べてないんでしょ!?それでいいの!?
「ああ、まあ、あんちゃん。生きてれば何かいいことあるって。じゃあな。妖怪には気をつけろよ」
「いやあんたらが妖怪!?」
 こうして私への危機は去っていった。こんなにもあっさりと。なんなのこいつ。てか、こんなやつと二人にしないでほしい。
「そう言えば、君は?」
「……ハッ!ごめんなさい。ちょっと呆然としてたわ。私は八意永林。さっきはありがとう、あなたは?」


「私は大空涼介。ただの自殺主義者さ」


 何言ってるんだこいつは?


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