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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第4話:炎雷
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しまっていたのだ。
デジタルワールドは苦肉の策として大輔の紋章にデジメンタルのいくつかのデータが刻んだのだ。
「属性は炎、雷、神聖属性のデジメンタルのデータが刻まれてる。」
炎、雷、神聖は後に勇気、友情、希望と名付けられるデジメンタルである。
どれも古代種が繁栄していた時期では希少な物ではないが、ブイモンが神聖属性のデジメンタルでアーマー進化した場合、特別な能力は持たない代わりに純粋な戦闘力が極めて高い個体に進化する。
「まあ、成長期に進化出来たならアーマー進化出来るはずなんだけどね」
「よし、じゃあ試してみようぜ!!」
「アーマー進化見たい!!」
大輔とヒカリが好奇心一杯の表情で立ち上がるのを見てブイモンは慌てる。
「ストップストップ!!進化の余波で家が壊れちゃうかもしれないぞ!?」
神聖はともかく、炎と雷の場合は家が火事になる可能性もあるのでそれは止めておきたい。
「「え〜?」」
しかし見てみたいと言う好奇心は抑えきれないのか大輔とヒカリは不満そうである。
「よし、じゃあ向こうの空き地でやろう!!あそこなら火事の心配とかないだろうし」
「「はーい」」
ブイモンに空き地でアーマー進化の練習を言われた大輔とヒカリはワクワクとした表情で近くの空き地に向かう。
そこで世界の異常を目の当たりにすることになるとは知らずに。
そして空き地に移動したブイモン達は辺りを見回しながら安全を確認する。
「そっちはどうだ?大輔、ヒカリ」
「「誰もいないよ」」
ブイモンの問いに大輔とヒカリは周囲に人がいないことを伝える。
「そうか…よし、これでは人間世界での初アーマー進化をしたいと思う」
「「おお〜」」
「さあ、大輔!!デジヴァイスを向けてデジメンタルアップと叫んでくれ!!そうすれば進化出来るんだ!!」
「よ、よおし…」
「…………」
緊張している大輔とワクワクしているヒカリ。
ブイモンからそれぞれのデジメンタルでアーマー進化した場合の大体の容姿は聞いているが、やはり実物を見たいと思うのが人情。
「デジメンタルアップ!!」
「ブイモンアーマー進化………」
大輔の渾身の叫びにブイモンも気合いを入れたが……。
「…………変わらないね」
ヒカリが小さく呟いた。
大輔は確かにブイモンと言われたように叫び、ブイモンもそれに応えようとしたが、紋章もデジヴァイスはまるで反応せず、ブイモンはブイモンのままだ。
「あ、あれ?おかしいな?アーマー進化!!アーマー進化!!アーマー進化!!アーマー進化ーーーっ!!進化しろよ畜生ーーーーっ!!!」
ブイモンも変わらない自分を不思議に思いながら何度も
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