第13話 お得意様から見たアッシュという男
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コナンが毛利探偵事務所に居候をし始めてから未だに黒の組織からの情報は入ってきていなかった。
小さいときのカモフラージュに帝丹小学校に通い始めたのだが中身が高校生の彼と小学生のクラスメイトとは中身も違い時折阿笠博士のところに愚痴りに来ている。
「新一、焦ってはならんぞ・・・・もしも工藤新一だと奴らにばれれば」
「わぁーてるよ、周りの奴にも危険が迫るんだろ?」
「そうじゃ、新一は詰めが甘いところがあるからのぉ。蘭君や毛利君には怪しまれなかったか」
「詰めが甘いのは余計だっ!!安心しろってそんなヘマしねぇよ」
自信たっぷりの新一に阿笠は険しい顔をする
「事件を見つければ周りが見えなくなるからなぁ。それに近しい人間だけじゃない、初対面だったとしても違和感を覚える人もいる。例えば・・・・・・アッシュ君とかな」
つい先日初対面を迎えた男の名前にコナンはビクっとなる
「新一のことだから調べたんじゃろう?」
「あぁ・・・・・アッシュ・レイニー。魔導士ギルドフェアリーテイル所属。フィオーレ最強と言われ、様々な属性の魔法を扱い使えない魔法がないことから無限のアッシュの異名を持つ。聖十大魔導士第0席。ついこの前までフィオーレ全土を揺るがす大事件があっただろ?その時の事件の記事も見つけた。その中にもアッシュさんの功績が乗っていた。」
「じゃろ?アッシュ君ならあの時、もしかしたら怪しまれたかもしれない。」
「!?あの時俺とあったの少しの間だったぜ!?」
「アッシュ君は幸い工藤新一のことは知らないからな。さすがにそこまではばれてはいないじゃろうが、小さくなったという事実は気づかれる危険性は高い。」
「そんな証拠を残さなければ・・・・」
「さっき、新一もアッシュ君のすごさ調べたんじゃろ?アッシュ君というよりもフィオーレの人たちは魔法を使えるだけでも普通じゃない。アッシュ君自身さらに特殊じゃ。あの事件ほどの規模はないにしても魔法が必要な小競り合いはあるはずじゃ。下手したらテロリストよりも実践の経験は豊富じゃろうな。アッシュ君に限って言えばばれても仕方ないというていで動いた方がいい」
「・・・・・・わかったよ。」
「まぁあ奴は問題ない。命を狙われようが万が一のことがあるはずもない。強いからな。組織を見たこともないから何とも言えないがあいつなら遅れをとることはないじゃろう」
「(それはそれでどうなんだろう)」
狙われない方がいいのではないかとも思ったが経歴を知ってしまったコナンは確かにと思った。
ピーンポーン
「お、噂をすればじゃな」
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