暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2221話
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ってもいい。
 純粋に、UC世界の技術者で作られたMSというのも、大きいしな。
 まぁ、黒い三連星がどのMSを選ぶのかは、俺にも分からないが。
 何だかんだと、黒いシグーは気に入ってるみたいだし。

「ほう。それは興味深いな。……だが、ヅダが完成したとなると、ツィマッド社の方も大人しくしてないんじゃないか?」
「どうだろうな。今のツィマッド社は、ドムとかいう地上用MSにかなり力を入れてるらしいし。そうなると、こっちに妙なちょっかいを掛けてくるような余裕はないと思うぞ。まぁ、情報を入手したりとかいった事はするかもしれないけど」

 ツィマッド社だって、何もルナ・ジオンに対して無償でヅダの改修チームを派遣してきた訳ではない。
 クレイドルの情報を集め、それ以外にもルナ・ジオンの……そして可能ならシャドウミラーの情報を集めて、送るようにくらいは言ってある筈だ。
 それは分かっているのだが、現在のところツィマッド社の社員はそこまで露骨なスパイ活動をしている訳でもなく、普通にクレイドルで暮らしている上で知る事が出来る程度の情報を流しているといった感じなので、特に捕まったりといった事はない。
 これで無理にでも機密情報を入手しようとして動いた……とかなれば、こちらも相応の対処をするのだが。
 これは、ツィマッド社の社員が別にスパイ活動を得意としているからという訳ではなく、純粋にヅダの改修に全力を注ぎ込んでいたからだろう。
 願わくば、そのまま妙な行動をしないといいんだが。
 そう思いながら、俺はガイアを始めとした黒い三連星との話を続けるのだった。
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