『歪』
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自分にとっては生死に関わる大問題なのに、何故か急に全てがどうでもよくなった。
それはやっぱり貴女が死んだせいで、でも、貴女のおかげだったりするのかもしれない。
自分には抱えきれない問題だと、警察や児相が動くべきだと言ってた貴女。
でも警察は動けないって私は解ってた。理不尽な社会に反発して生きるしかなかった。
頭で解ってても子供だった私には処理しきれなかった。そんな社会を憎む反面、怖かったのかもしれない。
いつも歪な感情を持て余してた。すべてが歪で、何が正しいかなんて曖昧で。勝手な物差しで勝手な正義感で正しさを決めてきた。
貴女に教わった愛の形は、歪だけど美しいと想えたのは確かだった。儚く散り逝く貴女はまるで美しい天使でした。
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