暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica25-Aインターミドルの好敵手〜Rival〜
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主体とする格闘スタイルだけど、捌ききれない連撃や速度で来られると直撃を貰っちゃうわけで・・・。耐え切れずによろけたところで追撃によって撃沈で2敗。
(ミウラさん・・・。ストライクアーツ歴はわたしより短いみたいだけど・・・)
ミウラさんとの試合が脳裏に流れる。本当に強かった。でも負けてない。目に映るのは打倒するべき相手だけ。それに集中していると神経が研ぎ澄まされて、どこまででも、いくらででも戦える気がしてくる。まだまだわたしは強くなれるんだって思える感覚だった。
「おーし! 全体、一度休憩を挟むぞー!」
ノーヴェからの指示に、休憩してからの6戦目をやろうと考えてたわたしとミウラさんは「ありがとうございました!」と一礼して、結界が解除された試合場の端に居るノーヴェのところまで駆け足。ミカヤ選手とミウラさんはノーヴェの隣に立って、わたし達チーム海鳴は3人の前に整列する。
「一度休憩を挟んで、相手を変えてスパーリングを行うから、しっかり休めよ!」
「「「「はいっ!」」」」
「皆さん、スポーツドリンクとタオルです!」
「やっほー!」
「手伝いに来たよ〜!」
イクスと「ルールー、リヴィ!」が、人数分のスポーツドリンクのボトルが入った籠と、折り畳まれたタオルを抱えてわたし達のところへ来てくれた。イクスからタオルを貰って、ルールーやリヴィからはボトルを受け取った。屋敷の外は寒いけど、ジムの中は比較的に温かいし、激しい運動で汗も掻く。
「ありがとう、イクス、リヴィ♪」
タオルで汗を拭いてスポーツドリンクを飲みながら、「ノーヴェ、終わったよ〜」ってルールーとリヴィが報告してるのを見る。なんだかんだで2人は、わたし達の冬休みが終わるまで滞在してくれることになった。
――良かったの? カルナージに帰らなくて・・・――
――ヴィヴィオ達が大変だって言うのに、用事が済んだらバイバイ♪なんてことは出来ないでしょ?――
――そうそう。ママも、ヴィヴィオ達の為になる事をしてあげなさい、って言ってくれたし――
――それに、ヴィヴィオ達とのトレーニングも好きだし――
――トレーニングに付き合うと、もれなく強くなれる。う〜ん、私たちもコーチが欲しいね〜――
持ちつ持たれつな理由だったけど、わたしを心配してくれてることは確かだったからとても嬉しかった。
「ヴィヴィオさん、改めてありがとうございました! ボクもまだまだ鍛錬が足りてないってことを気付かされました!」
「あ、いえ。わたしも気付けなかったことを多く学ばせてもらって・・・!」
ミウラさんの年齢って確か11歳。年上なのに敬語なんだよね・・・。フォルセティはフォルセティでタメ口利いてるし。以前の買い物でミウラさんと初めて会
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