暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica25-Aインターミドルの好敵手〜Rival〜
[4/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ホント最近の話なのに、アリサさんやティアナさん、囮作戦のことなんかですっかり忘れちゃってた。

「ん。じゃあ次は・・・」

「は、はいっ! 八神道場門下生、ミウラ・リナルディです! 今日は、ヴィータ師匠とノーヴェさんのご好意で、その・・・一緒に練習することになりました! よろしくお願いします!」

ミカヤ選手とミウラさんの自己紹介に、わたし達チームナカジマも自己紹介をした後、ノーヴェが「アインハルトは、ミカヤちゃんとのスパーリングで、斬撃技の対策を練れ」ってアインハルトさんに言った。

「徒手格闘型、さらに言えばバリバリの近接型と聞いているよ、アインハルトちゃん。ゆえに斬撃の危険性、それに武器と素手の間合い差が持つ危険性を判ってもらえるといい」

「アインハルト。ミカヤちゃんはマジで強い。だからミカヤちゃんの言う事も理解できるはずだ」

「はい・・・!」

「その代わり、私としても君のような近接特化の徒手格闘型との試合で学ばせてもらうよ」

「何を、でしょうか・・・?」

アインハルトさんがそう尋ねると、「何もさせずに斬り伏せる術を、ね」ってミカヤ選手が微笑んだ。ゾワッと背筋が震えた。

「ほら。私の務める道場は当然ながら剣士ばかりで、格闘型はいないんだよ。だからナカジマちゃん達からの申し出は嬉しいんだ。ま、利害の一致、というやつだね」

「判りました。お役に立てるよう頑張ります」

やる気を漲らせて見詰め合うアインハルトさんとミカヤ選手に、「2人は奥の試合コートを使ってくれ」って伝えて、さらに・・・

「ヴィヴィオ。お前はミウラと試合だ。八神家道場、期待の新星にしてヴィータさん達の弟子だ。当然、来年のインターミドルでライバルになるわけだ。同じ新人でもこれくらいの実力を持ってるってことを体験しろ」

わたしとミウラさんの試合も組んでくれた。そしてコロナはオットーと、リオはディードとの試合で、それぞれの課題を行うことになった。試合場の4箇所に分かれて、わたしはミウラさんと対峙する。

「ヴィヴィオもミウラも頑張れ〜!」

「はい、頑張ります!」

「うんっ、ありがとう!」

ミウラさんと一緒にフィルセティの応援に応える。フォルセティに格好悪いところは見せられないし見せたくない。だから「ミウラさん。お互い手加減無しで」って宣言しつつも、絶対に勝つって思いを強くする。

「あ、はい、もちろんです! ヴィータ師匠やザフィーラ師匠からも、全力でぶつかって来い、って言われていますから!」

そう笑顔で言ったミウラさんが構えを取ったから、「それじゃあお願いします!」ってわたしも構えを取った。

「結界を張るぞ。一応は個人のスキルアップの練習だ。チームメイトであると同時にライバルでもあるお前
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ