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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica25-Aインターミドルの好敵手〜Rival〜
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光拳と炎雷魔法の徹底強化プラス武器戦闘の特訓だ」

「はいっ」

「ま、その練習は午後からになるわけだが。午前はスパーリングだけを行うぞ」

そして最後にアインハルトさんを見たノーヴェは「以前にも伝えたが、あたしには覇王流は教えられない。が・・・」って前置きした後、フライハイト家の地下にあるココ、プライベートジムの出入り口にあたる更衣室へ続くスライドドアに視線を向けた。

「オットー、ディード!」

シャルさんの妹でイクスのお姉ちゃんになる2人の名前を呼んだ。出入り口から現れたのは、この前出会ったヴィクターさんや番長と同じ、インターミドルで活躍してるトップ選手の1人、「ミカヤ・シェベル選手・・・!?」で、袴姿でオットーと一緒に更衣室から出てきた。

「来たよ、ナカジマちゃん!」

ミカヤ選手がノーヴェを、ナカジマちゃん、って呼んで、ノーヴェも「ミカヤちゃん、遠くまで悪いな」って手を挙げた。どうしてそこまでミカヤ選手と親しいのか判らないわたし達は、「え? どういう関係?」って驚いた。

「おう、ちょっと待ってくれ。もうひとりゲストがいるんだよ」

「ああ、彼女はどうやら私に緊張してしまったようで、着替えるのに少し手間取っているようだよ」

「ミカヤちゃんもすごい選手だからな〜。憧れてる新人選手は多い。ヴィヴィオ(コイツ)らもそうみたいだしな」

ヴィクターさんや番長に続いて、ミカヤ選手のようなすごい選手と知り合いになれてるってことに、わたしはもう興奮し続けてた。そんなところに「お、お待たせしてすいません!」謝罪の声がジムに響き渡った。

「あれ!? ミウラ!」

「あっ! フォルセティ君! お久しぶりです!」

遅れてやって来たのは、トレーニングウェア姿のミウラさん、それにディード。フォルセティが大きく手を振ると、ミウラさんも緊張の面持ちから満面の笑顔になって、手を振り返しつつフォルセティのところに走ってきた。

「こらこら、ミウラ。知り合いのところへ向かう前に、まずはこっちに来てくれないか?」

「うあ!? す、すいません、つい!」

注意されたミウラさんは慌ててノーヴェとミカヤ選手のところに駆け寄った。ノーヴェは改めてアインハルトさんを見て、「早速、スパーリングの相手を用意したぞ」って、ミカヤ選手を見た。

「君たちの反応からして私の事は既知だと思うけど一応、自己紹介をしておこうか。抜刀術天瞳流、ミカヤ・シェベルという。ナカジマちゃんやヴィクター、番長たちから、君たちの事情は伺っているよ」

ミカヤ選手の話を聞いて、先日ノーヴェがヴィクターさん達にお願いしては話を思い出した。アインハルトさんの覇王流を崩さないための、公式試合の経験者をスパーリング相手として紹介するっていう・・・。
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