機動戦士ガンダム
2217話
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「そうか。なら、安心しろ。俺の仲間がこの研究所を制圧して、悪い事をしていた奴を捕らえようとしてるからな。そうすれば、クスコとマリオンだったか? その2人も、きちんと助け出すからな」
「……」
その言葉に、少女はじっと俺の方を見て……やがて、小さく頷く。
「うん、分かった」
この少女も、もしかしたらニュータイプとしての素質を持っているのかもしれないな。
とはいえ、こうして近くにいてもセイラやアムロのような時の事はない。
もしかしたら触れればそうなるのかもしれないが、まさかこの状況でセイラやアムロと触れた時のような事になったりするのは、色々と不味いのも事実だ。
そんな風に思っていると、こっちに近づいてくる足音と気配を感じ取る。
一瞬敵かとも思ったのだが、すぐに違うと分かった。
「お前達、安心しろ。迎えが来たぞ」
そう言っても、普通の人間――ニュータイプ研究の被験者だが――であるこの子供達は、俺が何を言ってるのか分からない様子で、首を傾げる。
だが、それから少し経つと、やがて足音が聞こえてきたのだろう。身体を強ばらせたり、怯えたりさせつつも、俺の方に視線を向けていた。
そして……やがて、何度かシーマの部下として見た事のある顔が壁の向こうから姿を現す。
「アクセル、ここか?」
そうして姿を現したシーマの部下を見て……その強面ぶりに、子供達の何人かは悲鳴を上げるのだった。
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