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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第五十一話 合流 1
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アスカは」

スバルの、のんびりとした口調がさらにアスカをヒートアップさせる。

「紫電一閃とラケテンハンマーの同時攻撃ジャストミートだぞ!非殺傷とか手加減の問題じゃねぇよ!心が折れるわ!」

2オクターブ高い声で叫ぶアスカ。

「うるせぇ!」

ガン!

「ぐおぉぉぉぉ!」

騒いでいたら、ヴィータのクラーフアイゼンで頭をど突かれてしまったアスカ。

「そんな元気があるんだったら、速攻で反省レポート出せるよな?」

頭を抑えてうずくまっているアスカに、ヴィータが言う。

「も〜。アスカが変なテンションになるから!」

「少しは落ち着きなさいよね」

スバルとティアナから非難の声が上がる。

「……エリオ、キャロ。オレ、泣いてもいいかな?」

「ア、アスカさんは凄い頑張ってますよ!」「そうです!立派です!」「ククル〜!」

と、10歳と一匹に慰められるアスカ。

それを見て、思わず吹き出すギンガだった。





しばらく休憩して、フォワードはクールダウンを始めた。

「凄いね。毎日朝から、こんなにキツイの?」

屈伸運動をしながらギンガがみんなに聞いてきた。

「隊長戦は……まあ特別だけど」「だいたいこんな感じです」

スバルとエリオがそれに答える。

「出動があっても大丈夫な程度には、限界ギリギリまでですね」

「密度、濃いんです」

前屈運動を手伝っているティアナと、しているキャロもそう答えた。

「あ、でもアスカは少し違うわね」

ティアナが、身体を捻ってストレッチをしているアスカに目を向ける。

「オレは……まあ防御専門だから、それこそ壊れるギリギリまでブッ叩かれて、シャマル先生に回復してもらわなくちゃいけませんね」

ゲッソリとしたアスカが答える。

「どういう事?」

意味が分からなかったギンガが聞き返す。

「防御担当が痛みに耐えられないんじゃ話にならないって事ですよ。ある程度痛みに慣れないと、なんですけど、それだとヤッパ無理が生じてくるんでね。本格的な回復魔法が必要、と」

その説明を聞いて、ギンガは納得した。

今回の模擬戦でもアスカは前線に立ち、バリアで隊長達の攻撃を受け止めていた。

どんな攻撃でも逃げずに受け、逸らしていた。

しかし、防御魔法を使ったとしても衝撃や痛みは完全には防げない。

そのタフネスを手に入れるには、やはり攻撃を受け入れて慣れるしかない。

攻撃に対して受け身をとらなければいけないのだ。

「スゴ……よく平気ね?」

「平気じゃないですよ!まあ、それこそ慣れですかね」

苦笑するアスカ。

実際、この後アスカはシャマルの所に行って本格的に回復
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