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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第五十一話 合流 1
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スをもらった時に軽く褒められた。

普段、あまり褒める事をしないヴィータにしてみれば、珍しい事だ。

「最後の一撃、アスカならどうした?」

シグナムがアスカに聞いてくる。

「ん〜。カウンターをとるのは無理だから、シールドで攻撃を逸らしてから急制動で後ろから、ですかね」

アスカには、スバルほど魔力も筋力も無い。

自ずと、戦い方は正面からぶつかるよりも、自分のペースに相手を乗せる事に重点を置く事になる。

「まあ、お前らしいな。これは益々鍛えないとな」

「なんでそうなります!?」

シグナムとアスカが話していると、後ろの方でなのはとギンガの話し声が聞こえてきた。

何気なく、アスカがそちらを見る。

「ギンガ、どう?スバルの成長は」

「ビックリしました。攻防の切り替えがすごくスムーズで。威力も段違いで」

嬉しそうなギンガの声。

「合格?」

「はい!ものすごく!」

(なるほどね。久しぶりに再会した姉妹への気遣いだと思ったけど、この先一緒にやって行けるかの試験だった訳か)

後ろでの会話から、アスカはそう判断した。

フォワードにギンガを入れての任務になると言う事だろう。

(……例の砲撃事件、そこまで戦力補強しないとマズイのか?オレ達は何を追ってるんだ?)

アスカの表情が曇る。

六課発足式の時の疑問が思い起こされる。

本当にミッドチルダがひっくり返るような事が起きるのでは、と考えてしまう。

(オレが考える事じゃないけど、気になるな。ティアナと話してみるか?)

組織に属している身としては、命令があればそれに従うのみ。

余計な事は考える必要はない。

だとしても、全体像が見えないのは不安になる。

(まあ、うちの隊長達なら間違いはないか……)

必要な時がくれば、なのは達が教えてくれる筈。それまでは余計な事を考えずに進めばいいと、アスカは自分の考えを締めくくった。

「じゃあ、みんな集合!」

なのはが号令をかける。

「せっかくだから、ギンガも入れたチーム戦やってみようか?」

笑顔のなのはの言葉に、ギンガがえっ?と固まる。

「フォワードチーム6人対前線隊長4人チーム!」

「……えぇぇ!」

まさかの展開に、ギンガは目を見開いて驚く。

それはそうだろう。ニアSの副隊長二人に、オーバーSの隊長二人。

リミッターが掛けられているとはいえ、ランク差は一目瞭然。

普通なら勝負にならない。

「いや、あのね、ギン姉。これ時々やるの」

固まっているギンガにスバルが説明する。

「隊長達、かなり本気で潰しにきますので」

エリオもそう言い、

「まずは地形や幻術、バリ
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